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Friday, August 21, 2020

「The Hateful Eight/ヘイトフル・エイト」を観た #2

Thehatefuleight ひさびさに観直した、Quentin Tarantinoの西部劇仕立てのミステリー「The Hateful Eight/ヘイトフル・エイト」(2015/Cinema)について。
 あらためてこんなあらすじ。南北戦争終結から数年後、冬のワイオミング州。賞金稼ぎのMarquis(Samuel L.Jackson)は標的3人を仕留めたが、雪が降りしきる中馬車が立ち往生し、通りかかった駅馬車を止める。中に乗っている客は同じ稼業のRuth(Kurt Russell)で、捕まえた女の犯罪者Daisy(Jennifer Jason Leigh)を運んでいたが、Marquisは彼女を横取りしないと約束し、駅馬車に乗せてもらう。途中、保安官を名乗るChris(Walton Goggins)を乗せた駅馬車は、猛吹雪から避難するために「ミニーの紳士服飾店」に立ち寄るが、そこには怪しい男達がいた...。
 これ、賞金稼ぎ、犯罪者、自称新任保安官、カウボーイ、首吊り処刑人...猛吹雪に閉じ込められた8人の密室劇を描いた西部劇ミステリー。「ミニーの紳士服飾店」という密室で、憎悪に満ちた8人がお互いを罠に掛け合い、騙し合う様が描かれている。時間軸を戻して話を進めるストーリー、先が読めない展開、曲者の登場人物達がダラダラと会話し、汚い罵詈雑言をわめき、激しいバイオレンスと血しぶきと内臓と脳髄が飛び交うというTarantino節全開。R15じゃ収まんない。

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