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Friday, September 18, 2020

「Batman Begins/バットマン ビギンズ」を観た #4

Batmanbegins4 Tim Burton版「Batman/バットマン」(1989)から4部作を観直した流れで、ひさしぶりにリブートされたChristopher Nolan監督の"Dark Knight 3部作"も観直すことに。まずは何度も観てるBatman Begins/バットマン ビギンズ」(2005/Cinema)。
 こんなあらすじ。犯罪都市ゴッサムシティ。巨大企業Wayne産業社長の御曹司Blues Wayne(Christian Bale)は、ある夜、観劇の帰り道に強盗によって両親を殺されてしまう。10年後、成長したBluesは犯人への復讐を遂げようとしたが、裁判を終えた犯人は別の人間によって殺されてしまう。黒幕であるマフィアのボスCarmine Falcone(Tom Wilkinson)の元へ向かったBluesは、汚職と腐敗の蔓延したこの街では正義や個人の力など何の意味も持たないことを痛感し、自らの無力さを嘆く...。
 独特の薄汚れた暗さと陰湿さが漂う雰囲気にすっとこの世界に入れるんだけど、Batmanの誕生秘話として、腐敗したゴッサムで犯罪者と対峙するには、恐怖を与えるシンボルが必要と考え、自分が恐れるコウモリを模したBartmanになることを思いつくあたりがいい。これはTim Burton版にはなかったことなので、今思うと画期的なエピソード表現だったと思う。そして心身を極限まで鍛え上げた暗殺集団「影の同盟」時代とか、Wayne社による武器兵器やBatmobileの調達といったシーンがさらに重厚さを増していくのがいい。
 次は「The Dark Knight/ダークナイト」(2008)、そして「The Dark Knight Rises/ダークナイト ライジング」(2012)へ。

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