「紅い砂 The Wall/高嶋哲夫」を読んだ
世田谷中央図書館で借りて読んでみた高嶋哲夫の「紅い砂」(幻冬舎文庫)について。
こんなあらすじ。政府の圧政や麻薬組織の犯罪が続き、中米の小国コルドバでは難民流出が絶えない状況だった。これに対し、米国は難民入国拒否政策を取り、押し寄せるコルドバ難民と米軍の間で起きた発砲事件で、米国陸軍のジャディス大尉は虐殺者の汚名を着せられた。そんな中、米国は政府と麻薬組織の対立を激化させ、新たな指導者を擁立する計画を秘密裏に立てていた...。
これ、軍部と麻薬組織に支配されている小国コルドバをその手から開放し、国民が平和に暮らせる国にするために革命軍を指揮する男を描いたミリタリー小説。子供達が生き延びるために腐敗した国を再建するという大義のもと、革命が進行するだけど、壮大なスケールの情景が繰り広げられ、緊張感持ってイッキに読んでしまった。しかっし、この小説、クラウドファンディングでハリウッド映画化の計画があるそうで、ちょっと期待してしまった。面白かった。
cf. 高嶋哲夫 読破 List
- 富士山噴火 (2015)
- 日本核武装 (2016)
- 紅い砂 The Wall (2020)
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