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Friday, October 16, 2020

「Doctor Sleep/ドクター・スリープ」を観た

Doctor_sleep あの「The Shining/シャイニング」(1980)の40年後を描いた「Doctor Sleep/ドクター・スリープ」(2019/Cinema)、やっと観た。
 こんなあらすじ。40年前、雪に閉ざされた山奥のホテルで父親Jack(Jack Nicholson)に殺されかけたことが今でもトラウマになっているDanny(Ewan McGregor)。トラウマに苦しみながらも、ホスピスで働き、"Shining(輝き)"と呼ぶ超能力で患者達を癒やし、周囲から"Doctor Sleep"と呼ばれていた。同じ頃、子供ばかりを狙った連続誘拐殺人事件が起こり、Dannyは自分と同じような特殊能力によって事件を目撃したという少女Abra(Kyliegh Curran)からのSOSを感じ取る...。
 これ、一家を襲った雪山のホテルでの恐ろしい出来事から40年後、生き延びた息子Dannyが遭遇する新たな恐怖を描いたホラー映画。前作のあの「The Shining/シャイニング」では、Stephen Kingの原作を離れ、監督Stanley Kubrickが独自に造り上げたホラーだった。つまり原作では邪悪な意志をもつホテルがJackを狂気に導いているが、一方映画では、超常的なシーンあるもののホテルの邪悪な意思よりも閉ざされたホテルの中で、Jackは孤独に耐えられず狂したようにも描かれている。
 で、今回の「Doctor Sleep/ドクター・スリープ」もStephen King自身が続編小説を書いているが、Kingの意向に沿うような正義vs悪の超能力大戦のとして描き、あの悪夢のホテルを再現することで前作映画「The Shining/シャイニング」ともリンクしている。惨劇の幕開けとなったホテルメインラウンジやバー、雪の巨大迷路などをちゃんと描いているのがいい。
 ひさしぶりに「The Shining/シャイニング」を観てから、もう一度この「Doctor Sleep/ドクター・スリープ」を観直したいと思う。

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