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Monday, November 09, 2020

「妖の掟/誉田哲也」を読んだ

Tetsuyahonda_ayakashinookite だいぶ読んでる誉田哲也。世田谷中央図書館で借りて読んだ「妖の掟」(文藝春秋)について。
 こんなあらすじ。情報屋の"辰巳圭一"は、しかけた盗聴器を回収しているのが見つかってヤクザに袋叩きにされているところを不思議な男女に助けられる。欣治と紅鈴と名乗るこの2人は、情報屋の仕事を手伝う代わりに圭一の部屋に住まわせてほしいと言い出し、奇妙な共同生活が始まった。食事をする様子もなく、日光を避けて暮らす2人を圭一は不審に思うが、実はこの2人、不老不死の体を持ち、人間の生き血を吸って数百年を共に生きてきた"闇神"だった...。
 伝奇ロマンと位置づけられる誉田哲也デビュー作「妖の華」から17年ぶりとなる続編がこれ。人の世の裏側で時を超えて生きる"闇神"たち、どうして闇神になったのか、その存在の謎が明らかになっていくんだけど、純血な血族を守る掟とか、残虐でスプラッターなシーンがある一方で、コミカルなところもあり、読みやすくて、スカッとハマってしまった。これ、ダークヒロインの物語としてシリーズ化されるみたいなんで、ちょっと楽しみ。

cf. 誉田哲也 読破 List
妖の華 (2003)
アクセス (2004)
吉原暗黒譚 (2004)
春を嫌いになった理由 (2005)
疾風ガール (2005)
ジウI 警視庁特殊犯捜査係 (2005)
ストロベリーナイト (2006)
ジウII 警視庁特殊急襲部隊 (2006)
ジウIII 新世界秩序 (2006)
月光 (2006)
ソウルケイジ (2007)
武士道シックスティーン (2007)
国境事変 (2007)
シンメトリー (2008)
武士道セブンティーン (2008)
ヒトリシズカ (2008)
ガール・ミーツ・ガール (2009)
武士道エイティーン (2009)
ハング (2009)
インビジブルレイン (2009)
主よ、永遠の休息を (2010)
世界でいちばん長い写真 (2010)
歌舞伎町セブン (2010)
感染遊戯 (2011)
レイジ (2011)
ドルチェ (2011)
あなたの本 (2012)
誉田哲也 All Works/誉田哲也(監修) (2012)
痛み/貫井徳郎・福田和代・誉田哲也 (2012)
あなたが愛した記憶 (2012)
幸せの条件 (2012)
ブルーマーダー (2012)
ドンナ ビアンカ (2013)
増山超能力師事務所 (2013)
Qrosの女 (2013)
ケモノの城 (2014)
黒い羽 (2014)
歌舞伎町ダムド (2014)
インデックス (2014)
武士道ジェネレーション (2015)
プラージュ (2015)
硝子の太陽N-ノワール (2016)
硝子の太陽R-ルージュ (2016)
増山超能力師大戦争 (2017)
ノーマンズランド (2017)
あの夏、二人のルカ (2018)
ボーダレス (2018)
- 妖の掟 (2020)

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