「ナンバー/相場英雄」を読んだ
たまに読んでる相場英雄。桜新町TSUTAYAで買って読んでみた「ナンバー」(双葉文庫)について。
こんなあらすじ。所轄署から警視庁本部への転属が決まった"西澤"は桜田門に向かうが、所属は期待していた刑事部の華といわれる捜査一課ではなく、詐欺や横領事件といった知能犯を追う捜査二課だった...。
詐欺や横領、贈収賄、汚職など経済事犯を扱う警視庁捜査二課を舞台にした警察小説。警察内の凄まじい縄張り争い、保秘のため同僚たちがお互いが何をしているかまったくわからない状況の中、職人気質で個性た上司や同僚に鍛えられながら主人公が成長していくんだけど、罪を犯す人間たちがとことん狡猾に描かれている。嘘に嘘を重ね、決して尻尾をつかませないんだけど、犯人たちにこの主人公が翻弄されている様がイライラしつつも醍醐味かも。
この「ナンバー」(2012)はシリーズ化され、以前読んだ「トラップ」(2014)、未読の「リバース」(2015)が刊行されている。今度「リバース」も読んでみよう。
cf. 相場英雄 読破 List
- 震える牛 (2012)
- ナンバー (2012)
- 共震 (2013)
- トラップ (2014)
- ガラパゴス (2016)
- 不発弾 (2017)
- トップリーグ (2017)
- 血の雫 (2018)
- キッド (2019)
- トップリーグ2 アフターアワーズ (2019)
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