「まほろ駅前多田便利軒/三浦しをん」を読んだ
たまーに読んでる三浦しをん。三茶TSUTAYAで買って読んでみた「まほろ駅前多田便利軒」(文春文庫)について。
こんなあらすじ。東京のはずれに位置する都南西部最大の町"まほろ市"。駅前で便利屋を営む"多田啓介"のもとに高校時代の同級生"行天春彦"がころがりこんだ。ペットあずかり、塾の送迎、納屋の整理、恋人のふり...ありふれた依頼のはずがなぜかきな臭いことになっていく...。
これ、便利屋とその居候のコンビの痛快でちょっと切ない話。あの町田を思わせるまほろ市を舞台に、便利屋がいろんな雑用を引き受け、ヤクザと風俗とか裏社会に触れちゃったり、シャレにならない事件に巻き込まれていく。それぞれがかかえるトラウマとかも、三浦しをんの文体のせいか、あまり重くならず、のらりくらりと進んでいくのがなかなかよかった。続編「まほろ駅前番外地」(2009)も読んでみよう。
cf. 三浦しをん 読破 List
- 月魚 (2001)
- 風が強く吹いている (2006)
- まほろ駅前多田便利軒 (2006)
- 光 (2008)
- 舟を編む (2011)
- お友だちからお願いします (2012)
- 政と源 (2013)
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