2020年を振り返る●Cinema編●
2020年を振り返る。続いては"Cinema編"を。で、2020年は新旧問わず、143本の映画を観た。去年が111本だったのでだいぶ増えてる。やっぱり在宅時間を使って映画を観てだんだと、しみじみ思う。そんな中で映画館に観に行ったのは「Star Wars:The Rise of Skywalker/スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け」(2019)の3D+IMAX with Laser版で2回目になる。そのままあらすじを書くと...。はるか彼方の銀河系で繰り広げられる、スカイウォーカー家を中心とした壮大な<サーガ>の結末は、"光と闇"のフォースをめぐる最終決戦に託された ─祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レン。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの想いを引き継ぎ、フォースの力を覚醒させたレイ。そして、R2-D2、C-3PO、BB-8ら忠実なドロイドと共に銀河の自由を求めて戦い続ける英雄レイア将軍、天才パイロットのポー、元ストームトルーパーのフィンら、レジスタンスの同志たち…。さらに、ハン・ソロの永遠の好敵手ランド・カルリジアンもエピソー・シリーズでは「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」以来の再登場。果たして、彼らを待ち受ける運命とは? そして、いかなるエンディングを迎えるのか? 全世界がその行く末を固唾をのんで見守っている。"終わる"ことで、「スター・ウォーズ」の新たなる伝説が始まる...。
ともかく泣けた映画。結局2回映画館で観てJ.J.に感謝したもの。またゆっくり観てみたい。
で、よかった映画と言えば、犯罪都市"Sin City"でそろぞれの過去を抱えた3人の男たちが、自分に愛をくれた女のために壮絶な戦いを繰り広げるバイオレンス・アクション 「Frank Miller's Sin City/シン・シティ」(2005)、ゾンビ映画を撮っていたクルーが本物のゾンビに襲われる様子を、およそ37分におよぶワンカットのサバイバルシーンを盛り込んで活写された完全B級映画「カメラを止めるな!」(2017)、犯罪と欲望が渦巻く街"SIN CITY"を舞台に、その街の支配者である悪徳議員への復讐を誓う者たちの姿を描いていた第2弾「Frank Miller's Sin City:A Dame to Kill For/シン・シティ 復讐の女神」(2014)、メキシコの麻薬カルテルの伝説的運び屋の正体は90歳老人だったという、実話をベースにした犯罪映画「The Mule/運び屋」(2018)、地元ミシガン州で起きていた不祥事などを実例に挙げながら、トランプを当選させたアメリカ社会の問題に迫った「Fahrenheit 11/9/華氏119」(2018)、白人のガールフレンドの実家を訪れた黒人青年が体験する恐怖を描いたホラー映画「Get Out/ゲット・アウト」(2017)、人種や階級の壁を越えてお互いに心を通じ合う黒人と白人を、実話をもとに描いた感動のコメディ映画「Green Book/グリーンブック」(2018)、George W.Bush政権下で副大統領を務めたDick Cheneyを描く社会派ドラマ「Vice/バイス」(2018)、訳ありの宿泊客達が泊まるホテルでの思わぬ事態を描く犯罪スリラー「Bad Times At The El Royale/ホテル・ロワイヤル」(2018)、第2次世界大戦中、ナチに抵抗して地下に潜り、終戦後もそうと知らずに地下で生き続けた人々と、地上で虚飾の生活を送ってきた人々を対比させて描いたドラマ「Underground/アンダーグラウンド」(1995)、世界各地で発生するUFO遭遇事件と、人類と宇宙人の"第三種接近遭遇"を描いたSteven Spielberg監督の代表作「Close Encounters of the Third Kind/未知との遭遇」(1977)、敬虔な2人の兄弟が悪人を処刑せよとの神の啓示を受け、その通り処刑を行っていくバイオレンス・アクション映画「The BoondockSaints/処刑人」(1999)、事故に巻き込まれた宇宙船でたったひとり生き残った乗組員が、制御不能に陥った宇宙で決死のサバイバルにかけるというSFサバイバル映画「Solis/ソリス」(2018)、Quentin Tarantinoが脚本を書き、Robert Rodriguezが監督したアクションホラー映画「From Dusk Till Dawn/フロム・ダスク・ティル・ドーン」(1996)、巨額の遺産をめぐり殺人事件の容疑者になった一族の人間模様を描いた推理群像劇「Crooked House/アガサ・クリスティー ねじれた家」(2017)、やっぱりテンションアガったのはキングギドラ、モスラ、ラドンが登場して、一大スぺクタルな展開になった「Godzilla:King of the Monsters/ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(2019)、1969年女優Sharon Tateがカルト集団Manson Familyに殺害された事件を背景に、鬼才Quentin Tarantino監督がハリウッド映画界を描いた「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド/Once Upon a Time... in Hollywood」(2019)、1969年ハリウッドで起きたカルト集団による凄惨な無差別殺人事件、その被害者となった悲劇の女優Sharon Tateの最期の日々を描いたサスペンスホラー「The Haunting of Sharon Tate/ハリウッド1969 シャロン・テートの亡霊」(2019)、1969年Charles Manson率いるカルト集団による女優Sharon Tateらへの無差別殺人事件、その実行犯となった3人の女性達に焦点を当てた実録犯罪ドラマ「Charlie Says/チャリー・セズ/マンソンの女たち」(2018)、同時に発見された6人の女性の全裸死体にはどれも頭部がなかったという猟奇殺人の謎に挑む刑事達を描いた犯罪映画「Het Tweede Gelaat/アンノウン・ボディーズ」(2017)、戦艦大和建造のコストの算出に天才数学者が挑むミリタリードラマ「アルキメデスの大戦/The Great War of Archimedes」(2019)、宝石店襲撃に失敗した強盗達の確執と疑心暗鬼と暴走をタイトに描いたバイオレンス映画「Reservoir Dogs/レザボア・ドッグス」(1992)、1992年、LAで発生した暴動に巻き込まれる人々の姿を描いた実話ドラマ「Kings/マイ・サンシャイン」(2017)、何回観てもアドレナリンが出まくる「Pulp Fiction/パルプ・フィクション」(1994)、ビルや塔の上から見下ろす街がまるで鳥瞰俯瞰図で、その遠距離感がやけにリアルだし、クロとシロを初めとした登場人物の疾走感を伝えるCG処理が凄いった「鉄コン筋クリート」(2006)、森加計問題、伊藤詩織事件等々を題材に現在日本を反映したような国家の危機を描いたサスペンス「新聞記者」(2019)、 心優しいピエロだった男が、狂気あふれる<悪のカリスマ>Jokerに変貌したのかが描かれた「Joker/ジョーカー」(2019)、ボクシングのサクセスストーリーから一転して、重い尊厳死を描いた硬派な社会派ドラマ「Million Dollar Baby/ミリオンダラー・ベイビー」(2004)、田舎へ引っ越してきた草壁一家のサツキとメイ姉妹と、子どもの時にしか会えないと言われる不思議な生き物トトロとの交流を描いたアニメーション「となりのトトロ/My Neighbor Totoro」(1988)、無人島に集められた中学生42人が殺し合いをさせられ、生きて帰れるのは最後に残った1人のみというバイオレンス映画「バトル・ロワイアル/Battle Royale」(2000)、独特の薄汚れた暗さと陰湿さが漂う雰囲気にすっとこの世界に入れる「Batman Begins/バットマン ビギンズ」(2005)、Heath Ledgerが演じたThe Jokerが映画史上最高の悪役と言われる「The Dark Knight/ダークナイト」(2008)、強敵Baneの存在感がたまらない「The Dark Knight Rises/ダークナイト ライジング」(2012)、Rap Battleで相手を罵倒し、自分を卑下しながら観客を煽っていく最低のリリックと最高のスキルでのし上がっていくシーンが最高なEMINEM主演「8 Mile/8 Mile」(2002)、地球外知的生命体を探求する父親に憧れて宇宙飛行士になった息子が、消息を絶った父の謎を探り、太陽系外縁の惑星 海王星に向かうというSFスリラー「Ad Astra/アド・アストラ」(2019)、これでもかと畳み掛けるアクションの連打連打がたまらない「The Terminator/ターミネーター」(1984)、ミックで医療崩壊が起きた病院のシーンは今のコロナ禍の状況を彷彿されて、ほんとうに痛々しかった「復活の日」(1980)、正義感の強い元刑事の賞金稼ぎが、マフィアの金を横領した経理係を捕まえ、L.A.に連れて帰るまでを描いた大陸横断ロードムービー「Midnight Run/ミッドナイト・ラン」(1988)、何度も何度も襲ってくるT-1000との凄絶アクションは今観ても全然色あせていない「Terminator 2:Judgment Day/ターミネーター2」(1991)、大学生4人組が、図書館から高価な本を盗もうと実際に起こした強盗事件を映画化した犯罪サスペンス「American Animals/アメリカン・アニマルズ」(2018)、McG監督の迫力を重視したスタイリッシュな演出とか、Sam Worthingtonの演技とか、CGで登場した若きArnold Schwarzeneggerとか、今観ても結構好きな「Terminator Salvation/ターミネーター4」(2009)、一家を襲った雪山のホテルでの恐ろしい出来事から40年後、生き延びた息子Dannyが遭遇する新たな恐怖を描いたホラー映画「Doctor Sleep/ドクター・スリープ」(2019)、James Cameronが製作として復帰し、Arnold SchwarzeneggerとLinda Hamiltonも登場する「Terminator:Dark Fate/ターミネーター:ニュー・フェイト」(2019)、前作の「少年少女時代」と今作の「大人になった時代」の2度に渡って、邪悪なピエロとの闘いが展開する「It Chapter Two/IT/イット THE END "それ"が見えたら、終わり。」(2019)、子供の連続失踪事件が相次ぐ田舎町を舞台に少年少女達が事件の中心にいる謎の存在"それ"に立ち向かっていくホラー映画「IT/IT/イット "それ"が見えたら、終わり。」(2017)、無実の罪で終身刑を言い渡されて南米の流刑地の島へ送られ、そこで想像を絶する苦しみを味わいながらも、決して屈することなく自由を求めて何度も脱獄に挑み続けた男を描いた脱獄映画のリメイク版「Papillon/パピヨン」(2017)、1945年連合国に敗北した"第三帝国"ナチス・ドイツが、70年超にわたって月の裏側で独自の軍事テクノロジーを発展させ、ついに地球侵略を行うという奇想天外なSF映画「Iron Sky/アイアン・スカイ」(2012)、父の命を奪ったDragoの息子との戦いを軸に、Creedがさらなる成長を遂げる物語「Creed II/クリード 炎の宿敵」(2018)、裕福な外国人が多数滞在していたタージマハルホテルで起きた同時多発テロ事件「Hotel Mumbai/ホテル・ムンバイ」(2018)、心に傷を持つクールな脱獄囚と父親の愛を知らずに育った幼い少年の絆を描いた映画「A Perfect World/パーフェクト・ワールド」(1993)、亡き父親の友人を頼って東京に出た少女が銭湯を手伝うことで人々と触れ合い、成長していく姿を描いた映画「わたしは光をにぎっている」(2019)、香港の空気感とかスタイリッシュな雰囲気が昔から好きな「重慶森林/Chungking Express/恋する惑星」(1994)、韓国の格差社会を題材に、コミカルにちょっとシリアスに描いた「기생충/Parasite/パラサイト 半地下の家族」(2019)、0.001秒でも先に市場の情報を得るために1,600キロの通信回線敷設に挑んだ男達の実話を映画化した「The Hummingbird Project/ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち」(2019)、そして、1966年のル・マン24時間耐久レースをめぐる実話を映画化した「Ford v Ferrari/フォードvsフェラーリ」(2019)あたり。
というわけで、最後に2020年に新旧問わずに観た映画のTitleを順に書いてみます。
=劇場=
・Star Wars:The Rise of Skywalker/スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け
こんな感じで、2021年も映画を観まくろう。バタバタで乾いた生活に潤いを...。
cf.
- 2004年を振り返る●Cinema編●
- 2005年を振り返る●Cinema編●
- 2006年を振り返る●Cinema編●
- 2007年を振り返る●Cinema編●
- 2008年を振り返る●Cinema編●
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