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Thursday, February 04, 2021

「The Man Who Killed Don Quixote/テリー・ギリアムのドン・キホーテ」を観た

Themanwhokilleddonquixote 大好きな監督の一人、Terry Gilliam。その苦心作「The Man Who Killed Don Quixote/テリー・ギリアムのドン・キホーテ」(2018/Cinema)について。
 こんなあらすじ。スペインでロケ撮影中、CM監督のToby(Adam Driver)は、かつて学生時代に自分が撮った映画「The Man Who Killed Don Quixote/ドン・キホーテを殺した男」のDVDを偶然手にする。映画の舞台となった村がすぐ近くにあることに気付いたTobyは、久々に再訪する。映画の中でドン・キホーテを演じた靴職人の老人Javier(Jonathan Pryce)は、いまやすっかり自分が本物の騎士であると信じ込んでいた。さらにTobyを従者のSanchoと思い込んだJavierは、彼をお供に連れ奇妙な旅へと出発する...。
 これ、自らをドン・キホーテと信じる老人が巻き起こす珍騒動を自由勝手に描いたファンタジー映画。Terry Gilliamにとっては、構想30年の末に完成させた映画でほんと呪われた映画と言われているもの。話はどんどん横道に逸れ、曲がっていくんだけど、その老人に巻き込まれたCMディレクターが最高で、演じたAdam Driverがほんとよかった。やっぱり理路整然としていないのがいいんだよね。ともかく、呪われた映画となった顛末も描いたドキュメンタリー「Lost In La Mancha/ロスト・イン・ラ・マンチャ」(2002)も観てみよう。

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