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Wednesday, March 10, 2021

「ユニコーン ジョルジュ・サンドの遺言/原田マハ」を読んだ

Mahaharada_unicorn ちょいちょい読んでる原田マハ。世田谷区中央図書館で借りて読んでみた「ユニコーン ジョルジュ・サンドの遺言」(NHK出版)について。
 こんなあらすじ。その昔、小説家ジョルジュ・サンドは滞在していた古城で"貴婦人と一角獣"が描かれた美しいタピスリーに魅入られた。そこに描かれた貴婦人が夜ごとサンドの夢に現れ、「お願い、ここから出して」と震える声で語りかける,,,。
 これ、「貴婦人と一角獣」のタピスリーのに魅せられた女性小説家ジョルジュ・サンドを主人公にした短い物語。この本を開くとすぐにカラーで6点のタピストリーが現れる。「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」「我が唯一の望み」という赤を基調としたタピスリーは、どこか神秘的で幻想的だった。そのままの流れで幻想的な話が始まっていく。どこが史実で、どこがフィクションか分からないストーリーで、つかみどころがない短い話。不思議が読後感の短編だった。
 
cf. 原田マハ 読破 List
カフーを待ちわびて (2006)
一分間だけ (2007)
ランウェイ☆ビート (2008)
さいはての彼女 (2008)
キネマの神様 (2008)
花々 (2009)
翼をください (2009)
本日は、お日柄もよく (2010)
星がひとつほしいとの祈り (2010)
風のマジム (2010)
まぐだら屋のマリア (2011)
永遠をさがしに (2011)
いと-運命の子犬-/原田マハ(文)・秋元良平(写真) (2011)
小説 星守る犬/原田マハ(著)・村上たかし(原作) (2011)
楽園のカンヴァス (2012)
旅宿おかえり (2012)
生きるぼくら (2012)
いつも一緒に -犬と作家のものがたり-/新潮文庫編集部(編)・檀ふみ・小路幸也・遠藤周作・角野栄子・伊丹十三・鷺沢萠・伊集院静・江國香織・幸田文・久世光彦・小川洋子・佐藤愛子・糸井重里・原田マハ・島尾敏雄・馳星周・小澤征良・山崎豊子・唯川恵(2013)
ジヴェルニーの食卓 (2013)
総理の夫 First Gentleman (2013)
- ユニコーン ジョルジュ・サンドの遺言 (2013)
翔ぶ少女 (2014)
太陽の棘 (2014)
奇跡の人 The Miracle Worker (2014)
あなたは、誰かの大切な人 (2014)
異邦人(いりびと) (2015)
モダン (2015)
ロマンシエ (2015)
暗幕のゲルニカ (2016)
デトロイト美術館の奇跡 DIA:A Portrail of Life (2016)
リーチ先生 (2016)
恋愛仮免中/奥田英朗・窪美澄・荻原浩・原田マハ・中江有里 (2017)
サロメ (2017)
アノニム (2017)
たゆたえども沈まず (2017)
いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画 (2017)
スイート・ホーム (2018)
フーテンのマハ (2018)
常設展示室 Permanent Collection (2018)
美しき愚かものたちのタブロー (2019)
風神雷神 Juppiter,Aeolus (2019)
ハグとナガラ (2020)
<あの絵>のまえで (2020)

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