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Thursday, March 25, 2021

「Tokyo!」を観た

Tokyo 東京を描いたオムニバス映画「Tokyo!」(2008/Cinema)について。
これ、3つの作品からなるオムニバス映画。それぞれこんなあらすじ。
 ●「Interior Design/インテリア・デザイン」:Michel Gondry監督作品
 売れない映画監督の彼氏アキラ(加瀬亮)と共にヒロコ(藤谷文子)はマイカーで上京し、友人アケミ(伊藤歩)のアパートへ転がり込んだ。愛車は駐車違反で持って行かれ、仕事も住まいも見つからず、ヒロコは次第にアケミにも疎まれ始める...。
 ●「Merde/メルド」:Leos Carax監督作品
 Merdeという名の謎の怪人(Denis Lavant)、彼は東京都内のあちこちのマンホールから現れては走り回り、通行人にぶつかって倒したり、持ち物を奪って食べる等の奇行を繰り返し、"マンホールの怪人"と恐れられていた...。
 ●「Shaking Tokyo/シェイキング東京」:Bong Joon-ho監督作品
 一軒家に独り暮らしの引きこもり男(香川照之)。父親からの仕送りの現金書留で生活し、自宅に来るピザや宅配便の配達人とは決して目を合わせず、テレビも見ずに読書三昧の生活を10年も続けていた。ある日、女性ピザ配達人(蒼井優)のガーターソックスが目に入り、思わず目を合わせてしまう...。
 これ、3人の鬼才な映画監督がそれぞれの視点で東京を描いたオムニバス映画。混沌が渦巻く大都市東京を描くんだけど、個人的によかったのはBong Joon-ho監督「Shaking Tokyo/シェイキング東京」。引きこもり男を怪演した香川照之がよかったし、遂に玄関の外へと踏み出す世界が誰もが引きこもりになってしまった東京というものよかった。なかなかの佳作かと。

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