「クランクイン/相場英雄」を読んだ
こんなあらすじ。ある日、京楽エージェンシーという準大手広告代理店に勤める"根本崇"に、ベストセラーとなった小説「永久の大地」をたった1年で映画にするよう社命がくだる。映画好きだけど、製作についてはまったくの門外漢の根本は、製作委員会の幹事社の代表として映画製作に邁進するが、何度もトラブルが続出する...。
原作者の合意し、脚本家の選定され、出資者の募集後、そのメドがつけば、監督らスタッフとキャストの人選され、カメラマンが決まり、ロケハンから撮影と進んでいく。そんな映画製作の流れの中で超えねばならない目白押しの難題課題が凄いんだけど、それがどのようにクリアされていくかがほんと面白い。ま、最後のエンディングがちょっと微妙だったけど。ともかく「震える牛」「ガラパゴス」「トップリーグ」など重厚な本が多い作者の新境地、これからも読んでいきたい。
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