「Exit イグジット/相場英雄」を読んだ
ボチボチ読んでる相場英雄。世田谷中央図書館で借りて読んでみた「Exit イグジット」(日経BP)について。 こんなあらすじ。仙台の地方銀行に勤める女性が自殺する。月刊誌「言論構想」で経済分野を担当することになった元営業マン"池内貴弘"は、かつての恋人だった彼女がが死を選んだ理由を探るうち、金融業界の末期的状況にあり、国の財政が未曾有の危機にあることを知る。その恋人は自殺する前に金融業界の裏と表を知りつくした金融コンサルタント"古賀遼"のもとを訪ねていた...。
これ、「不発弾」(2017)に続き、政権の中枢から頼られる伝説の金融フィクサー"古賀遼"が登場する第2弾。タイトル通り「出口なし」という意味の"ノーイグジット"から日本経済の苦境が込められている。あの安倍政権を想定し、日銀内の不倫スキャンダル報道からコロナ禍でいびつな状況までリアルタイムに進み、ググっと引き込まれた。やっぱり相場英雄作品は面白い。
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