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Saturday, June 05, 2021

「Mystery Train/ミステリー・トレイン」を観た

Mystery_train 今から30年以上前の公開当時以来ひさしぶりに観てみたJim Jarmusch監督の「Mystery Train/ミステリー・トレイン」(1989/Cinema)について。
 Memphisのホテルでの3つの出来事をオムニバスで描いた群像劇。それぞれこんなあらすじ。
 ●「Far from Yokohama」:
 アムトラックで日本からやってきたジュン(永瀬正敏)とミツコ(工藤夕貴)はメンフィス駅で降り、Elvisの私邸を観るために、重いスーツケースを引きずりながら歩く。しかし2人は、Carl Perkinsもレコ―ディングしたSun Srudioに着いてしまう。そしてその夜、2人はArcade hotelという小さなホテルに泊まることにする...。
 ●「A Ghost」:
 メンフィス空港でLuisa(Nicoletta Braschi)は、エアチケットの座席予約がうまく行かずに街に出たが、さまざまなトラブルに遭ってしまう。Arcade hotelのフロント係(Screamin' Jay Hawkins)から宿泊を断られ困っているDee Dee(Elizabeth Bracco)と出会い、相部屋で泊まることを提案する...。
 ●「Lost in Space」:
 Johnny(Joe Strummer)は、友人のWill(Rick Aviles)とCharlie(Steve Buscemi)と一緒に、酒を買うために寄った店で店主を銃で撃ってしまう。3人はWillの義兄が働くArcade hotelに逃げることにする...。
 
 Memphisのホテルでそれぞれの人々がお互いを知らず別々に同じ夜汽車を見ながら、同じラジオからElvisの歌を聴き、同じ銃声を耳にするという、どこかお互いに影響し合っている。その人々の会話も間合いもなんか絶妙で、先日の虹のように同じ空を見てる感じがなんかいい。ひさびさに触れてよかった。

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