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Tuesday, June 22, 2021

「銭湯図解/塩谷歩波」を読んだ #2

Sentozukai2 塩谷歩波の「銭湯図解」(中央公論新社)、1年半ぶりにもう一度読んでみた。
 これ、イラストレーターで高円寺小杉湯の番頭を最近退職した設計事務所出身の塩谷歩波が、建築の図法であるアイソメトリック手法を用い、銭湯の建物内部を精密な俯瞰図で描いたもの。まさに神は細部に宿っている本で、浴槽の高さや深さやシャワーやカランの位置まで実測し、細部を写真に撮り、それを組み立て水彩画で描いている。前回読んだ時に気づかなかったけど、バイブラなどの湯面の流れまで描かれていて、あらためて驚いた。
 去年、最初に読んだ時には行っていなかった「小杉湯」(高円寺)、「桜館」(蒲田)、「薬師湯」(墨田)」、「蒲田温泉」(蒲田)、「梅の湯」(荒川西尾久)、「喜楽湯」(埼玉川口)、「久松湯」(練馬)、「湯どんぶり栄湯」(浅草)など、実際に行ってみて、今回読み直してやっぱり楽しい。で、今回読み直してから「大蔵湯」(町田)と「境南浴場」(武蔵境)にはじめて行ってみたけど、本を読んでから行くのも興味がわいてよかった。またいつか読み直したい。
 
cf. 塩谷歩波 読破 List

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