「双子の悪魔/相場英雄」を読んだ
こんなあらすじ。大和新聞の記者"菊田美奈子"が詰める東京証券取引所に、レストランチェーン「西大后」に対するTOB(株式公開買い付け)情報が入った。その報道により「西大后」の株価は乱高下する。だがすべては違法な仕手戦により巨万の富を得ようとした金融ブローカーの罠だった...。
これ、マネー犯罪を描いたサスペンスもの。違法な仕手戦で株価を操作し、"双子の悪魔"というウィルスを仕掛け個人情報をハッキングする様など描かれているけど、ちょっとテーマが大きすぎだったりする。私怨の理由とかの掘り下げとか、その後の相場英雄の文筆力を知ってるだけに、この初期作品はちょっと厳しい。うーんちょっと残念。
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