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Wednesday, September 29, 2021

「鳴かずのカッコウ/手嶋龍一」を読んだ

Ryuichitejima_nakazunokakkou 世界を震撼させたいくつもの事件と結ぶ"インテリジェンス"の意味を書いてきた手嶋龍一。「ウルトラ・ダラー」、「スギハラ・サバイバル」に続く11年ぶりの3冊目「鳴かずのカッコウ」(小学館)について。
 こんなあらすじ。警察や防衛省の情報機関と比べて、ヒトもカネも乏しく、武器すら持たない公安調査庁。そんな最小で最弱の組織に入庁してしまったマンガオタク青年の"梶壮太"は、ある日のジョギング中、ふと目にした看板から中国・北朝鮮・ウクライナの組織が入り乱れた国際諜報戦線に足を踏み入れていく...。
 初対面の相手に堂々と身分を名乗れず、所属する組織名を記した名刺も渡せない...そんな公安調査官となり戸惑いながらもインテリジェンスの世界に誘われていく青年を描いた物語。「外交においての信頼できる価値ある情報」という意味の「インテリジェンス」、公開情報や秘密情報を緻密で地道で想像力と発想を大事にしながら分析し、精査し、ときに熾烈な諜報戦のうえに手にするインテリジェンスの世界を、この3作目では、"壮太"の成長を通じて、わかりやすく描かれている。いやー面白かった。
 
cf. 手嶋龍一 読破 List

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