「太陽の蓋」を観た
3.11を描いた社会派映画「太陽の蓋」(2016/Cinema)について。
こんなあらすじ。2011年3月11日午後2時46分に東日本大震災が起きた。福島第一原子力発電所、通称"フクイチ"では、巨大津波に襲われた影響で核燃料のメルトダウンが始まる。菅直人総理(三田村邦彦)、枝野幸男内閣官房長官(菅原大吉)ら官邸は震災への対応に追われる中、"フクイチ"の現状に関する情報が東日電力から来ないことにイラ立つ。新聞記者の鍋島(北村有起哉)は関係者たちに取材し、現場で何が起きていたかに迫る...。
これ、3.11東日本大震災とそれに続いた福島第一原子力発電所の核燃料事故を受け、事態の収拾に追われた官邸、マスコミ、被災者たちの5日間を多角的に描いたもの。映画「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」(2020)は、事故発生時に発電所に留まって対応業務に従事した約50名の作業員たちの闘いを描いたものだったけど、この「太陽の蓋」は官邸や関係者へのジャーナリズム視線と市井の人々の姿が描かれていた。10年経っても事故の真実はまだ解明されていないし、何も終わっていないということがよくわかった。ほんと風化させてはいけないこと。
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