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Tuesday, November 30, 2021

「ブランド/吉田修一」を読んだ

Shuichiyoshida_brand ずっと読んでる吉田修一。世田谷中央図書館で借りて読んでみた「ブランド」(KADOKAWA)について。
 エプソン、エルメス、大塚製薬、サントリー、JCB、ティファニー、日産、パナソニック...様々なブランドや企業や雑誌の企画や依頼で書かれた小説やエッセイの短編集。「これを買え!」とか、「このブランドを褒めろ!」というギラギラしたものが見え隠れたものではなく、何気なく流れていく日々を心のどこかにひっかけて、丁寧に書かれたものばかり。「人を馬鹿にする人を馬鹿にするような人間になりなさい。」という言葉、よかったです。面白い1冊だった。
 
cf. 吉田修一 読破 ListList
最後の息子 (1999)
熱帯魚 (2001)
パレード (2002)
パーク・ライフ (2002)
日曜日たち (2003)
東京湾景 (2003)
長崎乱楽坂 (2004)
ランドマーク (2004)
7月24日通り (2004)
春、バーニーズで (2004)
ひなた (2006)
女たちは二度遊ぶ (2006)
初恋温泉 (2006)
うりずん/吉田修一・佐内正史 (2007)
悪人 (2007)
静かな爆弾 (2008)
さよなら渓谷 (2008)
あの空の下で (2008)
元職員 (2008)
キャンセルされた街の案内 (2009)
横道世之介 (2009)
空の冒険 (2010)
平成猿蟹合戦図 (2011)
太陽は動かない (2012)
路(ルウ) (2012)
愛に乱暴 (2013)
怒り (2014)
森は知っている (2015)
作家と一日 (2015)
橋を渡る (2016)
犯罪小説集 (2016)
最後に手にしたいもの (2017)
泣きたくなるような青空 (2017)
ウォーターゲーム (2018)
国宝 上 青春篇 (2018)
国宝 下 花道篇 (2018)
続 横道世之介 (2019)
逃亡小説集 (2019)
アンジュと頭獅王 (2019)
恋愛 コレクションII (2019)
湖の女たち (2020)
- ブランド (2021)

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