「Stockholm/ストックホルム・ケース」を観た
1973年にスウェーデン・ストックホルムで起きたノルマルム広場強盗事件を題材した「Stockholm/ストックホルム・ケース」(2018/Cinema)について。
こんなあらすじ。1973年ストックホルム、銃を持った男Lars(Ethan Hawke)は銀行を襲い、女性銀行員Bianca(Noomi Rapace)らを人質に取る。Larsは警察に対し、刑務所にいる仲間Gunnar(Mark Strong)の釈放を要求し、さらに人質たちと交換に大金と逃走用の車を要求した。LarsはGunnarとともに車で逃げる計画だったが、警察が彼らを銀行内に閉じ込めようと考えたため、事態は長期戦の様相を呈していく。やがて犯人たちと人質たちは妙な連帯感を覚えるようになる...。
これ、ストックホルム症候群という言葉の語源になった実際の凶悪事件を映画化したもの。誘拐監禁事件の被害者が犯人と長い時間をともにすることで、犯人に対し連帯感や好意的な感情を抱いてしまう状態を示す心理学用語だけど、どこかどぼけた犯人Larsと、政府や警察に悪意を持つようになった被害者Biancaの間に奇妙な人間関係が生まれていく様が冗長だけどなんかよかった。なかなかの佳作でした。
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