2021年を振り返る●Cinema編●
2021年を振り返る。続いては"Cinema編"を。で、2021年は新旧問わず、88本の映画を観た。去年が143本だったのでだいぶ減ってる。基本平日在宅だけど、週末は結構湯活してたんで、去年ほどは映画を観なかったんだと思う。そんな中で映画館に観に行ったのは唯一の映画は、立川で観た「Fishmans/フィッシュマンズ」(2021/Cinema) 。欣ちゃん、譲らバンド関係者たちの思い、レコード会社関係者、こだま和文、原田郁子らの思い、母親、秘蔵の大量映像といま語られる秘話…。♪LONG SEASON♪、♪頼りない天使♪ 、♪ゆらめき In the air♪、♪Weather Report♪、♪ナイトクルージング♪に、さとちゃんの笑顔がスクリーンによみがえって、何度も鳥肌が立った。至福の3時間でした。
で、よかった映画と言えば、近未来の凍結した地球を舞台に人類の生き残りを懸けた闘い描いたSFアクション映画「Snowpiercer/スノーピアサー」(2013)、第2次世界大戦でナチスドイツ軍の捕虜になったが、偶然から自国のT-34に乗ったソ連の士官がナチスドイツ収容所からの脱出に挑むというミリタリー映画「T-34/T-34 レジェント・オブ・ウォー」(2018)、製作プロジェクトが暗礁に乗り上げた顛末が描かれたドキュメンタリー「Lost In La Mancha/ロスト・イン・ラ・マンチャ」(2002)、2008年にインド・ムンバイで起きた同時多発テロ事件タージマハルホテルでの惨劇を描いた「Taj Mahal/パレス・ダウン」(2015)、ある出来事をきっかけに冷酷非情な連続殺人鬼へと変貌した技師がたどってきた12年間におよぶ犯罪の軌跡を描いたサイコロジカルホラー映画 「The House That Jack Built/ハウス・ジャック・ビルト」(2018)、1950年代のN.Y.C、恩人殺害の真相を追う私立探偵が事件の闇に迫るノワール調のハードボイルドサスペンス「Motherless Brooklyn/マザーレス・ブルックリン」(2019)、ヒトラーを空想上の友人に持つ少年の日常と成長をコミカルに描いた 「Jojo Rabbit/ジョジョ・ラビット」(2019)、東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故発生時に発電所に留まって対応業務に従事した約50名の作業員たち、通称「フクシマ50」の闘いを描いた物語「Fukushima 50(フクシマフィフティ)」(2020)、ボストンの新聞記者達が暴いたカトリック教会神父による子供達への性的虐待という実話をもとにした社会派ドラマ 「Spotlight/スポットライト 世紀のスクープ」(2015)、Frank Miller原作のグラフィックノベルを元に、ペルシア戦争のテルモピュライの戦いを描いた「300/300<スリーハンドレッド>」(2007)、「Star Wars Episode IV-A New Hope/スター・ウォーズ エピソード4-新たなる希望」でマスクやヘルメットをかぶって出演した人々に焦点をあてたドキュメンタリー映画「Elstree 1976/エルストリー1976 -新たなる希望が生まれた街-」(2015)、深夜に人が殺される銭湯を舞台にしたサスペンスだけどブラックなコメディー「メランコリック/Melancholic」(2018)、ゾンビ映画の因習を踏襲したシンプルなものだけどJim Jarmuschらしいとぼけたオフビートな笑いがある「The Dead Don't Die/デッド・ドント・ダイ」(2019)、現役の漁師たちからなるバンドが音楽界に一大旋風を巻き起こした実話に基づいて映画化された「Fisherman's Friends/フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて」(2019)、文明が滅び荒廃した世紀末を舞台に作られた伝説のアクション映画「Mad Max」シリーズの30年ぶり第4作「Mad Max:Fury Road/マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015)、ベトナム戦争に赴いて心に傷を負った3人の若者を描いたMichael Cimino監督のアカデミー作品賞受賞作「The Deer Hunter/ディア・ハンター」(1978)、ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキを舞台にタクシードライバーと乗客の人間模様を描いたオムニバス映画「Night on Earth/ナイト・オン・ザ・プラネット」(1991)、東西冷戦下の1960年に実際に起きたソ連によるアメリカ偵察機撃墜事件"U-2撃墜事件"を題材に歴史秘話を描いた「Bridge Of Spies/ブリッジ・オブ・スパイ」(2015)、ソ連の諜報機関KGBの暗殺者が二重スパイという最大の試練を前に、世界の命運を握る2大組織の脅威へと覚醒していくアクション映画「Anna/ANNA/アナ」(2019)、デロリアンDMC-12の開発者John DeLoreanとFBIに情報屋として雇われた元パイロットの男との奇妙な友情を描いた伝記的犯罪ドラマ「Driven/ジョン・デロリアン」(2018)、人類の常識である時間のルールから脱出し、第3次世界大戦を止めるべく奮闘する男を描いたSFアクション「Tenet/TENET テネット」(2020)、Guy Nattiv監督が根深い人種差別問題を描いた「Skin/SKIN 短編」(2018)、1970年代黒人でありながら白人至上主義の過激派団体KKKを潜入捜査するという困難なミッションに挑んだ元刑事による回顧録を映画化した実録ドラマ「BlacKkKlansman/ブラック・クランズマン」(2018)、ランス救国の英雄と謳われながらも、最期は処刑されたJeanne d'Arcの悲劇をBesson監督が独自の解釈で描いた歴史スぺクタル映画「The Messenger:The Story of Joan of Arc/ジャンヌ・ダルク」(1999)、3.11東日本大震災とそれに続いた福島第一原子力発電所の核燃料事故を受け、事態の収拾に追われた官邸、マスコミ、被災者たちの5日間を多角的に描いた「太陽の蓋」(2016)、自分たちと瓜二つの姿をした集団に遭遇した一家に起こる惨劇を描いたホラー映画「Us/アス」(2019)、Banksyがユーモアと皮肉たっぷりにアート業界の暗部を映し出すドキュメンタリー作品「Exit Through The Gift Shop/イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」(2010)、そして、白人至上主義者の男が自分の過去と決別しようとする様を描いた人種差別がテーマの社会派映画「Skin/SKIN/スキン」(2019)あたり。
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