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Wednesday, April 27, 2022

「民王 シベリアの陰謀/池井戸潤」を読んだ

Junikeido_tamiou-shiberia たまーに読んでる池井戸潤。世田谷中央図書館で借りて読んでみた「民王 シベリアの陰謀」(KADOKAWA)について。
 こんなあらすじ。第二次内閣を発足させたばかりの"武藤泰山"だが、目玉として指名したマドンナこと"高西麗子環境大臣"が発症すると凶暴化する謎のウイルスに冒された。そんな中、泰山のバカ息子"翔"は仕事で訪れた大学の研究室で「狼男化」した教授に襲われる。このマドンナウィルスは急速に感染が拡がり、終息を図る泰山は緊急事態宣言を発令するが、世論の逆風が吹き荒れる...。
 以前読んだ「民王」(2010)の続編がこれ。今回は時節柄、ウィルスに翻弄される様が描かれているが、前作にあった国の未来を憂い、国を動かす政治とは何か、正義とは何かという熱い小説さがなく、荒唐無稽なバカバカしさもどこか笑えない。やっぱりコロナで窮屈な日々にこの題材はなんかなぁ。うーんいまいちでした。

cf. 池井戸潤 読破 List
架空通貨 (2003)
仇敵 (2003)
株価暴落 (2004)
オレたちバブル入行組 (2004)
銀行仕置人 (2005)
シャイロックの子供たち (2006)
空飛ぶタイヤ (2006)
鉄の骨 (2009)
民王 (2010)
下町ロケット (2010)
新装版 不祥事 (2011)
かばん屋の相続 (2011)
ルーズヴェルト・ゲーム (2012)
七つの会議 (2012)
ようこそ、わが家へ (2013)
下町ロケット2 ガウディ計画 (2015)
陸王 (2016)
アキラとあきら (2017)
花咲舞が黙ってない (2017)
下町ロケット ゴースト (2018)

下町ロケット ヤタガラス (2018)
ノーサイド・ゲーム (2019)
- 民王 シベリアの陰謀 (2021)

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