「Hannibal Rising/ハンニバル・ライジング」を観た #3
ひさひぶりに観直した「Hannibal Rising/ハンニバル・ライジング」(2007/Cinema)について。
こんなあらすじ。1944年、名門Lecktor家の血を引くHannibal Lecktor(Gaspard Ulliel)は、ソビエト軍とドイツ軍の戦闘により両親を失い、幼い妹Mischaと共に隠れ家の山小屋でひっそりと暮らしていた。そこへ敗走してきた脱走兵らがやって来て、山小屋は彼らに乗っ取られしまう。やがて食料が尽きてしまうと妹Mischaは消えてしまう。終戦の8年後、Hannibalは、ソ連の孤児院となったLecktor城に送られるが脱走し、パリの叔父を訪ねた。そこでHannibalを迎えてくれたのは、日本人女性の未亡人Lady Murasaki(Gong Li)だった...。
世紀の殺人鬼となるHannibal Lecktor博士の幼少から青年期を描いた作品。Lecktorの持つ極端な美意識、豊富な宗教や美術に関する知識、究極の美食家への過程みたいなものはあまり描かれておらず、愛する妹を失ったことに対する報復劇が中心。その惨劇は今観てもえげつない。えげつないけど、どこかにひっかかる映画。
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