「愛なき世界/三浦しをん」を読んだ
たまーに読んでる三浦しをん。世田谷中央図書館で借りて読んでみた「愛なき世界」(上/下)(中公文庫)について。
こんなあらすじ。洋食屋「円服亭」の見習い"藤丸陽太"は、店主の円谷にしごかれながら、円服亭の味を習得すべく修行中の身だった。そんな中、配達先のT大学松田研究室で出会った"本村紗英"に恋をする。しかし、本村は恋愛や生殖に興味ゼロの愛のない世界を生きる植物の研究にすべてを捧げていた。藤丸は本村に告白してフラれるも、一途にシロイヌナズナの研究を続ける本村をどんどん好きになっていく...。
大学院で植物の研究をする人達の世界を垣間見せてもらった小説。必ずしも結果が出るともわからない実験を地道に繰り返し、寝食忘れるほど没頭し、突きつめていく壮絶な世界だった。そんな世界をうまく、読みやすく教えてもらいました。
cf. 三浦しをん 読破 List
- 月魚 (2001)
- 風が強く吹いている (2006)
- まほろ駅前多田便利軒 (2006)
- 光 (2008)
- まほろ駅前番外地 (2009)
- 舟を編む (2011)
- お友だちからお願いします (2012)
- 政と源 (2013)
- 愛なき世界 (2018)
- エレジーは流れない (2021)
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