「高校事変XI/松岡圭祐」を読んだ
松岡圭祐の「高校事変」シリーズ、ひさしぶりに読んだ第11弾「高校事変XI」(角川文庫)について。
こんなあらすじ。ホンジュラスでの慧修学院高校襲撃事件後、日本で緊急事態庁が発足した。日本の中古品を途上国に送りその断捨離を図り、海底油田を掘り当てるなど国力は強くなり、内閣支持率は急激に回復していた。そんな中、"優莉結衣"の異母妹である"凜香"は「探偵の探偵」の"紗崎玲奈"の行方を追っていた。やがて結衣が北朝鮮を経て帰国を果たし、緊急事態庁を裏で操っていた"優莉架祷斗"がその本性を露わにしていく...。
これ、テロリストの父親の教育を受けた高2の少女"優莉結衣"が、秩序再編をもくろむ半グレ組織や公安警察に戦いを挑むバイオレンスアクション小説第11弾。戦闘能力を高めていく優莉結衣や、その妹 凜香など、登場人物は相変わらず豊かでいい高揚感だが、今回のウェイ5兄弟とのくだりあたりはちょっと性急だった。それでもこのシリーズは第12弾「高校事変XII」で終わり。最後まで読み届けよう。
cf. 松岡圭祐 読破 List
- 黄砂の籠城 (2017)
- 黄砂の進撃 (2018)
- 高校事変 (2019)
- 高校事変II (2019)
- 高校事変III (2019)
- 高校事変IV (2019)
- 高校事変V (2020)
- 高校事変VI (2020)
- 高校事変VII (2020)
- 高校事変VIII (2020)
- 高校事変IX (2020)
- 高校事変X (2021)
- 高校事変XI (2021)
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