「東京大洪水/高嶋哲夫」を読んだ
ひさしぶりの高嶋哲夫作品、「東京大洪水」(集英社文庫)について。
こんなあらすじ。大型台風23号が日本列島に接近するが、気象庁は東京上陸はないとの発表する。しかし、日本防災研究センターの"玉城"はコンピュータシミュレーションで、新たに生まれた24号と23号が合体し、未曾有の巨大台風となって首都圏を直撃することを予知する。玉城は、要請により荒川防災の現場に入り、妻の"恵子"は設計担当者として荒川に建設中の超高層マンションに向かう...。
空前の双子台風が東京を直撃するというディザスター小説。東京水没の危機を描いていくんだけど、荒川や隅田川が氾濫していくところはほんと手に汗握る感じ。毎年、過去に類を見ないゲリラ豪雨や異常気象が報道されるし、湘南に移住してから、台風による河川決壊も地震による津波もやっぱり気になるもの。災害への心構えとしてこの本を読んでおくのはいいと思います。
cf. 高嶋哲夫 読破 List
- 首都感染 (2010)
- 東京大洪水 (2010)
- 富士山噴火 (2015)
- 日本核武装 (2016)
- ハリケーン (2018)
- 紅い砂 The Wall (2020)
- バクテリア・ハザード (2020) * ペトロバグ(2007 改題/再編集)
- EV イブ (2021)
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