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Sunday, November 19, 2023

「トリップ/角田光代」を読んだ

Mitsuyokakuta_trip 最近ごぶさたの角田光代。藤沢ジュンク堂で買って読んでみた「トリップ」(光文社文庫)について。
 こんなあらすじ。普通の人々が平凡に暮らす東京近郊の街。駆け落ちしそびれた高校生、クスリにはまる日常を送る主婦、パッとしない肉屋に嫁いだ主婦、やさぐれた専業主夫、大学の同級生をつけ回すストーカー、歳上の不倫相手が離婚したため結婚せざるを得なくなった男...。みな、日常とはズレた奥底、秘密を抱えている。

 これ、東京郊外のどこにでもあるような街の中で暮らすどこにでもいそうな人々の葛藤、挫折、日常の閉塞感を描いた連作小説。違和感を引きずりながら、どの話も救いがないまま終わってしまうんだけど、平凡な日常と異状な日常との境界線の描き方がよかった。

●収録作品:「空の底」/「トリップ」/「橋の向こうの墓地」/「ビジョン」/「きみの名は」/「百合と探偵」/「秋のひまわり」/「カシミール工場」/「牛肉逃避行」/「サイガイホテル」

cf. 角田光代 読破 List
キッドナップ・ツアー (1998)
ちいさな幸福 All Small Things (2004)
- トリップ (2004)
ぼくとネモ号と彼女たち (2006)
八日目の蝉 (2007)
ロック母 (2007)
三面記事小説 (2007)
森に眠る魚 (2008)
聖なる夜に君は/奥田英朗・角田光代・大崎善生・島本理生・盛田隆二・蓮見圭一 (2009)
紙の月 (2012)

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