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Monday, February 05, 2024

「Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)/バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を観た #2

Birdman2 ひさしぶり観直した「Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)/バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(2014/Cinema)について。
 こんなあらすじ。かつてヒーローもの映画「Birdman」で一世を風靡した俳優Riggan(Michael Keaton)は、シリーズ4作目への出演を断わってから20年が経ち、長いスランプにあえでいた。そんなRigganは自分が脚色を手掛けた主演のブロードウェイ舞台にイチかバチかの再起を懸けていた。しかし初日の開幕を目前に控え、降板した俳優の代役としてやって来たMike(Edward Norton)に追い込まれ、娘Sam(Emma Stone)との不仲に苦しんでいた...。
 かつてヒーローものの映画のスターだったものの、今ではすっかり落ち目の主人公が再起を懸けてブロードウェイの舞台に立つが、不運と精神的なダメージを受け続ける。そんな姿を描いた群像劇がこれ。監督はあの「Babel/バベル」(2006)を撮った鬼才Alejandro Gonzalez Inarritu。全編、まるでワンカットで撮影されたかのような長回しのカメラワークが凄い。その長いカットの中に不条理なストーリーと独特の世界観が詰め込まれているんだけど、これが面白い。さらにMichael Keatonに、Edward Norton、Emma Stone、Naomi Wattsと多彩な出演者がぶっ飛んだ演技をしている。暗い話なんだけど、なんか引き込まれる。やっぱり面白かった。

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