「心眼/相場英雄」を読んだ
ひしぶりに相場英雄。茅ヶ崎図書館で借りて読んだ「心眼」(実業之日本社)について。
こんなあらすじ。街頭に立ち、道行く人々の顔をひたすた見続け、「見当たり捜査班」は指名手配犯を炙り出す。しかし、新米刑事"片桐"は、犯人を見つけられない日々が続いていた。その一方、ベテラン刑事"稲本"は、圧倒的な結果を残し、犯人を見つけていた。そんな中、新たに就任した捜査一課長の"大林"は、ハイテク捜査を展開し、「見当たり捜査班不要論」をぶち上げた...。
これ、AI利用による犯人解析など国家的な監視システムを推し進める捜査一課に対し、地味な続ける見当たり捜査班での新米刑事の成長する姿を描いた警察小説。効率化、プライバシー、人権無視などを題材にしてるけど、話は淡々と進んでいた。正直地味な小説でした。
cf. 相場英雄 読破 List
- 双子の悪魔 (2011)
- 震える牛 (2012)
- ナンバー (2012)
- 共震 (2013)
- トラップ (2014)
- ガラパゴス (2016)
- クランクイン (2016)
- 不発弾 (2017)
- トップリーグ (2017)
- 血の雫 (2018)
- キッド (2019)
- トップリーグ2 アフターアワーズ (2019)
- アンダークラス (2020)
- Exit イグジット (2021)
- レッドネック (2021)
- 心眼 (2023)
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