「月魚/三浦しをん」を読んだ #2
たまーに読んでる三浦しをん。茅ヶ崎図書館で借りて読んでみたら、一度読んでる「月魚」(角川文庫)だったけど、もう一度。
あらためてこんなあらすじ。「無窮堂」は古書業界では名の知れた老舗。その三代目に当たる若き当主の"本田真志喜"と、その友人で同じ古書業界に身を置く"瀬名垣太一"の2人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた。太一の父親は「せどり屋」と呼ばれる古書界の嫌われ者だったが、太一の才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられ、2人は兄弟のように育ってきた。そんなある夏の午後に起きた事件が2人の関係を変えてしまう...。
これ、古本屋を舞台にした2人の若者の物語。瀬名垣と真志喜が幼い頃に背負った罪に縛り付けられ、2人しかわかりえない関係が不自由だけど、不幸でもないという、静かだけど強い。BLっぽい淫靡な香りもある。感想が難しい小説。
cf. 三浦しをん 読破 List
- 月魚 (2001)
- 月魚 (2001) #2
- 風が強く吹いている (2006)
- まほろ駅前多田便利軒 (2006)
- 光 (2008)
- まほろ駅前番外地 (2009)
- 舟を編む (2011)
- お友だちからお願いします (2012)
- 政と源 (2013)
- 愛なき世界 (2018)
- エレジーは流れない (2021)
- 墨のゆらめき (2023)
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