「spring/恩田陸」を読んだ
ひさしぶりの恩田陸、茅ヶ崎図書館で借りて読んでみた「spring」(筑摩書房)について。
こんなあらすじ。その名に一万もの春を持つ、萬春(よろずはる)。8歳でバレエを始めた彼は、15歳で海を渡り、天才バレエダンサーで天才振付家として世界に名を轟かせていく。春と一緒に切磋琢磨を続けるダンサー仲間、バレエの世界へ春を導いた恩師、そして春とともに作品を作り上げた作曲家が語る。萬春とはいったい何者なのか...。
一人のバレエの天才を描いた4つの物語。バレエの世界で競い合うダンサーたちの息遣いが伝わってくる。ただバレエの知識ゼロで読んだけど、映像が浮かぶ描写は凄いけど、どこか別世界な感じは消えなかった。なかなかハードな小説だと思う。
cf. 恩田陸 読破 List
- 六番目の小夜子 (1992)
- 三月は深き紅の淵を (1997)
- 光の帝国 常野物語 (1997)
- 月の裏側 (2000)
- ネバーランド (2000)
- puzzle(パズル) (2000)
- ライオンハート (2000)
- ドミノ (2001)
- 図書館の海 (2002)
- ねじの回転-February Moment (2002)
- 蛇行する川のほとり (2004)
- Q&A (2004)
- 夜のピクニック (2004)
- ユージニア (2005)
- 蒲公英草紙 常野物語 (2005)
- エンド・ゲーム 常野物語 (2006)
- 朝日のようにさわやかに (2007)
- 木漏れ日に泳ぐ魚 (2007)
- きのうの世界 (2008)
- 私の家では何も起こらない (2010)
- 私と踊って (2012)
- EPITAPH東京 (2015)
- 消滅 VANISHING POINT (2015)
- 蜜蜂と遠雷 (2016)
- 祝祭と予感 (2019)
- 歩道橋シネマ (2019)
- ドミノin上海 (2020)
- 灰の劇場 (2021)
- spring (2024)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ROCKIN'ON JAPAN 2025年3月号(2025.03.14)
- 「板上に咲く MUNAKATA:Beyond Van Gogh/原田マハ」を読んだ(2025.03.13)
- 「劇映画 孤独のグルメ」パンフレットを読んだ(2025.03.06)
- 「チェーン・ディザスターズ/高嶋哲夫」を読んだ(2025.03.04)
- 「家族/高嶋哲夫」を読んだ(2025.02.20)
Recent Comments