「宝島/真藤順丈」を読んだ
気になって、茅ヶ崎市図書館で借りて読んでみた真藤順丈の「宝島」(講談社)について。
こんなあらずじ。1952年の沖縄。米軍基地に忍び込んで物資を奪う「戦果アギヤー」として孤児達は活躍していた。リーダーのオンちゃんは、住民のために薬を奪い、小学校を建てるために木材を奪い、占領下の沖縄に勇気を与え続け、「伝説」と呼ばれていた。しかし最大の軍事基地キャンプカデナに忍び込んだ夜、米軍から追われ失踪してしまう。残されたオンちゃんの親友グスクは警官に、弟レイはヤクザに、そしてオンちゃんの彼女ヤマコは教師になって、戦後の沖縄で人生を懸命に生きる...。
日本に見捨てられ、アメリカに支配された島、沖縄。そんな沖縄がアメリカだった時代を描いた作品がこれ。占領下で実際に起きた戦闘機小学校墜落、米軍車両死亡交通事故無罪判決、レイプ、強姦、そして民の怒りが爆発したコザ暴動。文章はすさまじい熱量で、重厚で、心が揺さぶられる。彼らの生き方を通して、沖縄の痛みが理解できる。9月に公開される映画「宝島」、ぜひ観たいと思う。
cf. 真藤順丈 読破 List
- 宝島 (2018)
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