「推し、燃ゆ/宇佐見りん」を読んだ
いまさらだけど、気になって読んでみた宇佐見りんの「推し、燃ゆ」(河出書房新社)。
こんなあらすじ。女子高生のあかりは、学校でも家族ともうまくいっていない。唯一の生きがいは、男性アイドル真幸を"推す"ことだった。ある日、真幸がファンを殴るという事件が発生し、炎上する。そして少しずつ歯車が狂い始める...。
2021年、第164回芥川龍之介賞受賞作品。逃避なのか、依存なのかもないまま、ただのめり込み、推しを推し続け、生活をひきずっている。自分も好きなことはたくさんあり、それにのめり込むタイプなので理解できないわけではない。でもどこかに自制がないとも思ってしまう。こんなコミュニケーションもあるんだなって思った小説だった。
cf. 宇佐見りん 読破 List
- 推し、燃ゆ (2020)
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