「スピノザの診察室/夏川草介」を読んだ
面白そうだったので読んでみた夏川草介の「スピノザの診察室」(水鈴社)について。
こんなあらすじ。京都の町中の地域病院で働く内科医の雄町哲郎。彼は30代の後半に差し掛かった時、最愛の妹が若くしてこの世を去り、一人残された甥の龍之介と暮らすために、その職を得たが、かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった...。]
医師として地域医療を支えながら、作家としても活躍する夏川草介の一冊。小さな地域病院を舞台に、消えゆく命と残されるものに寄り添う医師の姿を描いている。終末期医療や死を扱いながらも、悲しみだけでなく、静かな希望みたいなものが伝わってくる。いまの仕事は医療系だけど、地域医療の実態とか急患とか支える医療とか、専門書ではわからない病院の姿を教えてもらった気がする。気持ちのいい本だった。
cf. 夏川草介 読破 List
- スピノザの診察室 (2023)
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