「フジコの十ヶ条/真梨幸子」を読んだ
「殺人鬼フジコの衝動」でひっかかった真梨幸子。茅ヶ崎図書館で借りて読んでみた「フジコの十ヶ条」(徳間書店)について。
こんなあらすじ。これ、殺人鬼フジコが残した十ヶ条をもとに描かれた10個の短編集。その十ヶ条通りにすれば、誰もが成功し、幸せになれるという。その教えに従った連続殺人が起きているのではないかと、ネットでの噂を耳にした出版社勤務の米井富士子はかつて、殺人鬼フジコの事件を追っていた記者だった...。
猟奇的な殺人を犯したフジコに取り憑かれるように影響を受けた人々。どの話も独立してるけど、フジコをどう見るか、フジコに何を見てしまったのかというテーマで一貫している。そこから人間の内面の暗部が浮かびあがり、人間心理のねじれが見えてくるもの。殺人鬼でありながら、社会を映す鏡のようなメタファー、なかなかハマってしまった怪作です。
cf. 真梨幸子 読破 List
- 殺人鬼フジコの衝動 限定版 (2008)
- 私は、フジコ~殺人鬼フジコの衝動 限定版 (2012)
- インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 (2012)
- Happy Box/伊坂幸太郎・山本幸久・中山智幸・真梨幸子・小路幸也 (2012)
- 鸚鵡楼の惨劇 (2013)
- 縄紋 (2020)
- フジコの十ヶ条 (2025)
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