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Sunday, November 02, 2025

「英雄の輪 - HERO'S ISLAND Another Story -/真藤順丈」を読んだ

Jyunjoshindo_eiyunowa 真藤順丈の「宝島」、その続編にあたる「英雄の輪 - HERO'S ISLAND Another Story -」(講談社)について。

 戦果アギヤーの生き方を継承していく様を通じて、ウチナーの視点で沖縄の戦後を描いた6つの物語がこれ。
 ・沖縄の芸能の祖と終戦を描く「ブーテン」
 ・コザのAサインを舞台に「25セント」
 ・迷宮入りした現金強奪事件「五つ目の石」
 ・文化の交差点の劇場で「アーニーパイルで逢いましょう」
 ・家族にはいろんな形があるさ「家族の唄」
 ・1978年、沖縄がひっくり返った大騒動「ナナサンマル」

 で、やっぱりだけど、特によかったのが「ナナサンマル」。これ沖縄で、車の対面交通が右側通行から左側通行に変更された1978年7月30日の出来事を描き、あのヤマコが主人公。沖縄返還後も基地は残り、交通ルールが本土と同じになっても、米軍機は飛び続ける。そんな沖縄にある矛盾や欺瞞を凄い熱量で描かれいた。しっかし、タイトルの英雄の「輪」がわかったとき、胸が熱くなった。

 映画「宝島」、賛否両論のようだけど、原作読んでから観たのがよかったのか、戦後から沖縄がかかえこんで歩んできたジレンマと悔しさと深い怒りと悲しみがどかーんと伝わった。その思いがこの「英雄の輪」にもつながって、ほんといい時間を過ごせたと思います。

cf. 真藤順丈 読破 List
- 宝島 (2018)
- 英雄の輪 - HERO'S ISLAND Another Story - (2025)

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