「冷血/髙村薫」を読んだ
髙村薫の「冷血」<上/下>(新潮文庫)。茅ヶ崎図書館で借りて読んでみた。
こんなあらすじ。クリスマスイヴの朝、午前9時、歯科医一家殺害の第一報が入る。警視庁捜査一課の"合田雄一郎"は、北区の現場に臨場する。そして容疑者としてケータイサイトで知り合った"井上克美"と"戸田吉生"の2人の若者が浮上してきた...。
特に前半は被害者と犯人、それぞれの視点で犯行に至るまでのプロセスが描かれ、後半は事件発生から犯人逮捕までを警察側の視点で描れていく。これがあまりに徹底的に緻密に描かれていくんだけど、昔読んだカポーティーの「In Cold Blood-冷血」での執拗さを感じてしまった。どちらも綿密すぎて、途中散漫に感じるところがあったり、決して読んだ後にすっきり感が残るものではなかったけれど、なんかひっかかる。
髙村薫作品、あらためて読んでいきたいと思う。
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