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Wednesday, May 13, 2026

「普天を我が手に 第三部/奥田英朗」を読んだ

Hideookuda_funtenwo3 奥田英朗の「普天を我が手に」3部作。 第一部第二部に続いて、ラスト「普天を我が手に 第三部」(講談社)について。
 こんなあらすじ。激動の戦後。"竹田志郎"は、東京大学法学部を卒業後、検事となる。戦後の発展のウラで苦しむ人々を救い、私腹を肥やすものを糺すべく、公害訴訟や政治汚職事件にひるまず立ち向かう。"矢野四郎"は、自身の事業を成功させるとともに大物政治家にも可愛がられ、右翼の大物となる。やくざが淘汰されゆくなかでも国士である意志は一層強く、故郷・石川より衆院選に出馬する。"森村ノラ"は、GHQでの経験からAP通信の特派員となるが、その後「大日本テレビ」の女性記者に転職する。結婚し育児にも励みながら、ベトナム戦争の取材を敢行するなど、持ち前の活力で奔走する。そして、"五十嵐満"は、自身の芸能プロダクションを興し、気鋭バンドのプロモーション、プロレス興行への参入、世界的ミュージシャンの来日公演など、戦後大衆文化の中核を担う存在となる...。
 親から子へと昭和元年に生まれた4人の主人公を通じて描いた昭和史3部作。ロッキード事件、田中角栄、石原慎太郎、自民党、朝鮮戦争、ベトナム戦争、児玉誉士夫、山口組、安藤組、開高健、ビートルズ、力道山、王貞治、連合赤軍、あさま山荘事件、ハイジャック、渡辺恒雄、沖縄復帰...フィクションとノンフィクションが絡み、自分がリアルに覚えていること含め、昭和のことをもう一度感じることができた。読み応えある時間を過ごせました。

cf. 奥田英朗 読破 List
B型陳情団 (1990)
ウランバーナの森 (1997)
最悪 (1999)
邪魔 (2001)
東京物語 (2001)
イン・ザ・プール (2002)
延長戦に入りました (2002)
マドンナ (2002)
真夜中のマーチ (2003)
空中ブランコ (2004)
サウスバウンド (2005)
ララピポ (2005)
ガール (2006)
町長選挙 (2006)
家日和 (2007)
オリンピックの身代金 (2008)
用もないのに (2009)
無理 (2009)
聖なる夜に君は/奥田英朗・角田光代・大崎善生・島本理生・盛田隆二・蓮見圭一(2009)
純平、考え直せ (2011)
我が家の問題 (2011)
あの日、君と Boys/ナツイチ制作委員会(編)・伊坂幸太郎(著)・井上荒野(著)・奥田英朗(著)・佐川光晴(著)・中村航(著)・西加奈子(著)・柳広司(著)・山本幸久(著) (2012)
短編工場/浅田次郎・伊坂幸太郎・石田衣良・荻原浩・奥田英朗・乙一・熊谷達也・桜木紫乃・桜庭一樹・道尾秀介・宮部みゆき・村山由佳 (2012)
噂の女 (2012)
沈黙の町で (2013)
田舎でロックンロール (2014)
ナオミとカナコ (2014)
我が家のヒミツ (2015)
向田理髪店 (2016)
ヴァラエティ (2016)
恋愛仮免中/奥田英朗・窪美澄・荻原浩・原田マハ・中江有里 (2017)
罪の轍 (2019)
コロナと潜水服 (2020)
リバー (2022)
コメンテーター (2023)

普天を我が手に 第一部 (2025)
普天を我が手に 第二部 (2025)
- 普天を我が手に 第三部 (2025)

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