「I/道尾秀介」を読んだ
ひさしぶりに道尾秀介。茅ヶ崎図書館で借りて読んだ「I」(集英社)について。
これ、2つの話からなる物語で、読む順番で結論が変わるというもの。それぞれこんなあらすじ。
●ゲオスミン:
ホームレスの"野宮"と知り合った"田釜"は、元刑事だという野宮が語る幾つかの話に耳を傾ける。田釜も野宮もそれぞれ事情や秘密を抱えているが、次第に絡み合っていく...。
●ペトリコール:
硝子職人の"律子"と暮らす高校生の"夕歌"は、世間を騒がせた一家殺害事件の生き残りだった。彼女には誰にも言えない秘密を胸に秘めていた...。
~本作は二つの章から成る物語です。
読む順番は自由ですが、その選択により、結末は大きく変わります。
どちらかの順番で読むと、二人の主人公を含め、多くの人が命を失います。
別の順番で読むと、彼ら(彼女たち)は生き残ります。
殺すか、救うか。あなたの選択が、人の生死を決定します。後戻りはできません。
/著者より~
自分は「ゲオスミン」から「ペトリコール」へと読んだんだけど、確かに自分が物語の進行に影響を与えてしまうような感じだった。希望の物語か不快感の物語か...挑戦的で不思議な小説だった。
cf. 道尾秀介 読破 List
- 背の眼 (2005)
- 向日葵の咲かない夏 (2005)
- 骸の爪 (2006)
- シャドウ (2006)
- 片眼の猿 -One-eyed monkeys- (2007)
- ソロモンの犬 (2007)
- ラットマン (2008)
- カラスの親指 by rule of CROW'S thumb (2008)
- 鬼の跫音 (2009)
- 龍神の雨 (2009)
- 花と流れ星 (2009)
- 球体の蛇 (2009)
- 光媒の花 (2010)
- 月の恋人-Moon Lovers- (2010)
- 月と蟹 (2010)
- 晴れた日は謎を追って がまくら市事件/伊坂幸太郎・大山誠一郎・伯方雪日・福田栄一・道尾秀介 (2010)
- カササギたちの四季 (2011)
- 短編工場/浅田次郎・伊坂幸太郎・石田衣良・荻原浩・奥田英朗・乙一・熊谷達也・桜木紫乃・桜庭一樹・道尾秀介・宮部みゆき・村山由佳 (2012)
- 水の柩 (2011)
- 光 (2012)
- ノエル-a story of stories- (2012)
- 笑うハーレキン (2013)
- 鏡の花 (2013)
- 貘の檻 (2014)
- 緑色のうさぎの話/道尾秀介(作)・半崎信朗(絵) (2014)
- 透明カメレオン (2015)
- スタフ staph (2016)
- サーモン・キャッチャー the Novel (2016)
- 満月の泥枕 (2017)
- 風神の手 (2018)
- スケルトン・キー (2018)
- いけない (2019)
- 雷神 (2021)
- N (2021)
- I (2025)
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