Saturday, May 17, 2025

「室町無頼」を観た

Muromachiburai なんとなく観た「室町無頼」(2025/Cinema)について。
 こんなあらすじ。1461年、応仁の乱前夜の京。大飢饉と疫病によって路上には無数の死体が積み重なり、人身売買や奴隷労働も横行していた。しかし時の権力者は無能で、享楽の日々を過ごすばかり。そんな中、己の腕と才覚だけで混沌の世を生きる自由人"蓮田兵衛"(大泉洋)はひそかに倒幕と世直しを画策し、立ち上がる時を狙っていた。一方、並外れた武術の才能を秘めながらも天涯孤独で夢も希望もない日々を過ごしていた青年"才蔵"(長尾謙杜)は、兵衛に見出されて鍛えられ、彼の手下となる。やがて兵衛のもとに集った無頼たちは、巨大な権力に向けて暴動を仕掛ける。そんな彼らの前に、兵衛のかつての悪友"骨皮道賢"(堤真一)率いる幕府軍が立ちはだかる...。
 わかりやすい勧善懲悪で、ただただ面白かった。素直にこういうスペクタルな日本映画もたまにはいいもんです。垣根涼介の原作、読んでみようと思う。

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Friday, May 16, 2025

「Fire Down Below/沈黙の断崖」を観た

Fire_down_below 思わず観てしまったSteven Seagal主演の「Fire Down Below/沈黙の断崖」(1997/Cinema)について。
 こんなあらすじ。米国環境保護庁EPAの調査官Jack Taggert(Steven Seagal)は、調査中に殺された同僚の復讐を果たすため、任務に就いた。ケンタッキー州東部の美しくのどかな街だが、その裏では、猛毒の産業廃棄物が不法に投棄されていた。Taggertの潜伏捜査で次第に犯罪の全貌が明らかになり、やがて鉱業界の大物Orin(Kris Kristofferson)の真の姿が浮き彫りになり、ついにTaggertの怒りが爆発する...。
 有毒廃棄物を不当投棄する巨大企業の陰謀に挑む、環境保護調査官の活躍を描いた西部劇調のサスペンスアクション。カーチェイス、銃撃戦、マーシャルアーツなどなど、Steven Seagalらしい映画。たまにはいい。

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Thursday, May 08, 2025

「Moonfall/ムーンフォール」を観た

Moonfall なんとなく観てみた「Moonfall/ムーンフォール」(2022/Cinema)について。
 こんなあらすじ。原因不明の力によって月が本来の公転軌道からずれ、あと数週間で地球に激突するという驚くべき事実がNASAにもたらされる。NASAは現地調査を試みようとするが、組織内部でとある情報が隠ぺいされていたことが発覚する。月の接近に伴う重力の変化によって津波や地震、地割れなどの大災害が頻発する地球を救うため、NASAの副部長Jocinda Fowler(Halle Berry)、かつて船外活動中に未知の物体に襲われた元宇宙飛行士Brian Harper(Patrick Wilson)、そして「月は巨大建造物」と主張する自称天文学博士のK.C.Houseman(John Bradley)の3人が未曽有の危機に立ち向かう...。
 あのRoland Emmerich監督のSFディザスター映画。Emmerichらしい破壊描写が盛りだくさんで、ストーリーも相当無茶苦茶だけど、こういう映画って必要なんだと思う。

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Wednesday, April 23, 2025

「サザンオールスターズ スペシャル~テレビからの贈り物~」(NHK)を観た

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 NHKの特番「サザンオールスターズ スペシャル~テレビからの贈り物~」について。
 1925年にラジオ放送から始まった日本放送史、今年で100年ということで放送されたこの番組。NHK101stでのスタジオライブに加え、幼少の頃からラジオ、テレビに親しんできた桑田佳祐が放送からどんな影響を受けてきたのかを語っている。
 それにしても、デビュー当時のサザンの映像が観れたのはよかった。貴重な映像です。

● On Air Set List:サザンオールスターズ スペシャル~テレビからの贈り物~ (NHK)
M-01. 神様からの贈り物
M-02. 夢の宇宙旅行
M-03. 悲しみはブギの彼方に
M-04. 風のタイムマシンにのって
M-05. 史上最恐のモンスター
M-06. 桜、ひらり
M-01. 神様からの贈り物

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Friday, April 18, 2025

「The Covers BRAHMAN 30周年LIVE@NHK」(NHK)を観た

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 BRAHMANが出演した「The Covers BRAHMAN 30周年LIVE@NHK」(NHK)について。
 結成30周年のBRAHMANがNHKのスタジオに観客を入れて行ったカバー曲のLIVE。どの曲も完全にBRAHMANだったけど、SIONには驚いたし、あの「満月の夕」がちゃんと聴けたのはほんとよっかた。

● On Air Set List:The Covers BRAHMAN 30周年LIVE@NHK (NHK)
【第1夜】
M-01. CHERRIES WERE MADE FOR EATING(ゴダイゴ)
M-02. MIS 16(GRUPO SEMILLA)
M-03. 俺の声(SION)
M-04. 月の夜(エレファントカシマシ)
M-05. ICONOCLASM(BUCK-TICK)
M-06. Ace Of Spades(Motorhead)
【第2夜】
M-01. Nervous Breakdown(EGO-WRAPPIN')
M-02. 満月の夕(SOUL FLOWER UNION・HEATWAVE)
M-03. 星の少年(YUSUKE CHIBA・SNAKE ON THE BEACH)
M-04. Let's Get Another Place(NUKEY PIKES)

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Wednesday, April 16, 2025

「The Creator/ザ・クリエイター/創造者」を観た

The_creator 気になってた「The Creator/ザ・クリエイター/創造者」(2023/Cinema)について。
 こんなあらすじ。2075年、人間を守るために開発されたはずのAIが、LAで核爆発を引き起こした。人類とAIの存亡をかけた戦争が激化する中、元特殊部隊のJoshua(John David Washington)は、人類を滅亡させる兵器を創り出した"The Creator"の潜伏先を突き止め、暗殺に向かう。しかしそこにいたのは、超進化型AIの幼い少女Alphie(Madeleine Yuna Voyles)だった。
 愛という複雑な感情も搭載され、独自の文化も築いていくAIの世界。ディストピアを描いているんだけど、このSFには人間味があった。あの「District 9/第9地区」(2009)を思い出した。

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Saturday, April 12, 2025

「佐野元春プレミアムライブ2023」(NHK BS)を観た

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 2月にNHK BSで再放送された「佐野元春プレミアムライブ2023」ついて。
 これ、2023年6月からスタートした佐野元春&THE COYOTE BANDの全国TOUR「今、何処TOUR 2023」の中で、2023年9月3日に東京国際フォーラムのLiveが放送されたもの。しっかし、Motoが「大瀧詠一も清志郎もPANTAも坂本龍一もいない時代になってしまった」と言いながら、でも自分はまだいることを伝え、「サムデイ」を演奏するシーンは最高だった。
 特によかったのは、大人のRock「さよならメランコリア」、推進力あるRock Number「銀の月」、心地よいStrokeの「斜陽」、穏やかなLove Song「冬の雑踏」、Motoらしいドラマチックさの「ポーラスタア」、スリリングな「エデンの海」、もっと聴きたい名曲「優しい闇」、イントロで鳥肌が立つ「サムデイ」、そして変わらない疾走感の「アンジェリーナ」あたり。ひさしぶりに観れてよかった。

● Band Member:佐野元春&THE COYOTE BAND
・Vocal,Guitar:佐野元春
・Drum:小松シゲル
・Guitar:深沼元昭
・Guitar:藤田顕
・Bass:高桑圭
・Keys:渡辺シュンスケ

● On Air Set List:佐野元春プレミアムライブ2023 (NHK BS)
M-01. さよならメランコリア
M-02. 銀の月
M-03. クロエ
M-04. 植民地の夜
M-05. 斜陽
M-06. 冬の雑踏
M-07. エンタテイメント!
M-08. ポーラスタア
M-09. La Vita e Bella
M-10. エデンの海
M-11. 優しい闇
M-12. サムデイ
M-13. アンジェリーナ
* Filmed Live at Tokyo International Forum on 3rd.Sep.2023.

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Friday, April 11, 2025

「Everything Everywhere All At Once/エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を観た

Everything_everywhere_all_at_once 第95回アカデミー賞で作品賞、監督賞など7部門受賞した「Everything Everywhere All At Once/エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」(2022/Cinema)、やっと観た。
 こんなあらすじ。経営するコインランドリーは破産寸前で、ボケた父親(James Hong)、反抗期の娘Joy(Stephanie Hsu)、優しいだけで頼りにならない夫Waymond(Ke Huy Quan)に囲まれ、Evelyn(Michelle Yeoh)は問題だらけで、いっぱいっぱいだった。そんな彼女の前に、「別のユニバースから来た」という夫のWaymondが現れ、混乱するEvelynに、「全宇宙にカオスをもたらす強大な悪を倒せるのは君だけだ」と驚きの使命を背負わせる...。
 生活に追われる普通の中年女性が、混乱したまま、夫に連れられ、マルチバース(並行宇宙)に飛び込み、カンフーマスターとなって巨悪と戦い、世界を救う姿を描いたアクション映画。SFでカンフー映画でファミリードラマというカオスっぷりが楽しい。こういう映画はツボ。

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Saturday, March 29, 2025

「侍タイムスリッパー」を観た

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 雨の土曜日、2本目は「侍タイムスリッパー」(2024/Cinema)。後から東映京都撮影所の協力のエピソードとかを知ると、映画好きが映画好きをサポートしてできた作品なんだと思う。真剣勝負、堪能しました。

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「PERFECT DAYS」を観た

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 雨の土曜日、気になってたWim Wenders監督の「Perfect Days」(2023/Cinema)を観た。静かに丁寧に日々を暮らす清掃作業員にゆらぎが起きる。余白が残る映画だった。ひさしぶりに「ベルリン天使の詩」も観たくなった。

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