Wednesday, May 16, 2018

「Deepwater Horizon/バーニング・オーシャン」を観た

Deepwater_horizon 2010年メキシコ湾原油流出事故を描いた災害映画「Deepwater Horizon/バーニング・オーシャン」(2016/Cinema)について。
 こんなあらすじ。2010年4月20日、メキシコ湾80キロメートルにに浮かぶ英国BP社が管理する石油掘削施設"Deepwater Horizon"に技術主任のMike(Mark Wahlberg)やその上司の施設責任者であるJimmy(Kurt Russell)が出勤する。加圧試験を行った直後、海底油田から天然ガスが逆流するという異常事態が発生し、天然ガスに引火すると大爆発が発生した...。
 メキシコ湾原油流出事故における石油掘削施設"Deepwater Horizon"内に取り残された作業員達の死闘と脱出を迫真のVisualで描いた作品がこれ。予定通り進まずコストがかかることを危惧し、とある調査をスキップした企業側の判断がこの大爆発事故の遠因として描かれている。このあたりは鉄板的なストーリー展開だったけど、その後の脱出劇は手に汗握るシーンの連続だった。
 それにしても、Mark Wahlbergって「TED/テッド」シリーズでのとぼけた演技も嫌いじゃないけど、「The Perfect Storm/パーフェクト ストーム」(2000)などこの手の災害パニック映画での演技がいい。ともかくなかなかの佳作だと思う。

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「シン・ゴジラ/Shin Godzilla」を観た #3

Shingozzila3 ひさびさに観直した「シン・ゴジラ/Shin Godzilla」(2016/Cinema)について。
 こんなあらすじ。東京湾トンネルで崩落事故が発生した。首相官邸の緊急会議で内閣官房副長官"矢口"(長谷川博己)は、海中に潜む謎の生物による事故の可能性を指摘する。その後、東京湾海上に巨大不明生物が出現し、街を破壊しながら進んでいく。政府対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し、"ゴジラ"と名付けられた巨大不明生物に立ち向かう...。
 さすがに3回目ともなると、冷静に観れた今回の「シン・ゴジラ」。脅威の存在としてゴジラと人類との対峙という構図において、日本社会の弊害でもある迅速さを欠いた有事対応、組織の壁、政治の壁をまどろっこしくも、きっちりと描いていた。
 しっかしここまでの一線級の俳優陣を惜しげもなく使いまくったところに、この映画にかける日本映画界の力の入れっぷりがよく伝わってきた。これこそジャパニーズ怪獣映画だと思う。

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Friday, May 11, 2018

「Moonlight/ムーンライト」を観た

Moonlight 第89回アカデミー賞作品賞の「Moonlight/ムーンライト」(2016/Cinema)、やっと観れた。
 こんなあらすじ。マイアミの貧困地区で生まれ育った黒人少年のChiron(Alex Hibbert)は、内気で学校では"Little"(チビ)と呼ばれいじめられていた。家庭でも麻薬常習のシングルマザーの母親Paula(Naomie Harris)から育児放棄されていた彼は、何かと面倒をみてくれる麻薬ディーラーのJuan(Mahershala Ali)を父親のように慕うようになる。やがて高校生になったChiron(Ashton Sanders)は、同級生Kevin(Jharrel Jerome)に友情以上の想いを抱くようになる...。
 これ、マイアミの貧しい地区で暮らす黒人少年の姿を、少年期、高校時代、そして大人へと成長した3つの時代を通して描いているんだけど、それぞれの時代が痛々しい。極端に無口な少年時代は父親代わりの麻薬ディーラーに徐々に心を開いていき、ゲイとして目覚めた高校時代は暴力にまみれ、麻薬ディーラーとなった今ではストリートの厳しい現実から同性愛の葛藤までが描かれているもの。あらためて、別々の役者が同じ目を持ってるというこの映画のポスターが素晴らしい。
 逆境の中で懸命に生き、自分の居場所を捜し求める主人公の魂が、繊細に描写されたセンチメンタルなLove Storyで、黒人のおっさんの甘酢っぽさがなんかたまらなかった。

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Wednesday, May 09, 2018

「東京喰種 トーキョーグール/Tokyo Ghoul」を観た

Tokyoghoul なんか面白そうだったので観てみた「東京喰種 トーキョーグール/Tokyo Ghoul」(2017/Cinema)について。
 こんなあらすじ。東京では、人の姿をしながらも人を食らう怪人"喰種(グール)"が社会の中に潜んでいた。平凡な大学生の金木(窪田正孝)は、ある日喰種の女性リゼ(蒼井優)に襲われて重傷を負ってしまう。そして、命を落としたリゼの臓器を移植されたことで金木は九死に一生を得るが、代わりに人でありながら喰種の特性を持つ"半喰種"となった。そんな自分に苦悩する金木は、喰種が集まる喫茶店"あんていく"で働き始め、アルバイト仲間の女子高校生(清水富美加)と出会う...。
 これ、石田スイ原作コミック「東京喰種トーキョーグール」の実写映画版。人間を捕食する異形"喰種"が潜む東京を舞台に、半喰種となった青年が悩み苦しみながらも成長するダークヒーローを描いたホラーアクション映画。原作漫画を読んでいないので、どこまでうまく映画化されているかはわかないけど、哀愁漂ってるし、グロテスクだし、容赦ないし結構目が離せなかった。しっかし朝飯食いながら観る映画じゃなかった。
 いつかチャンスがあれば原作漫画も読んでみたい。

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Tuesday, May 08, 2018

「イノセンス INNOCENCE/Ghost in the Shell 2:Innocence」を観た

Innocence なんとなく、劇場アニメ版「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」(1995)、誕生25周年記念の新作劇場版アニメ「攻殻機動隊 新劇場版」(2015)、ハリウッド版実写映画「Ghost in the Shell/ゴースト・イン・ザ・シェル」(2017)と観てきた"攻殻機動隊"モノ。その流れで観てみた「イノセンス INNOCENCE/Ghost in the Shell 2:Innocence」(2004/Cinema)について。
 これ、1995年公開「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の続編。で、こんなあらすじ。2032年、生身の人間と人体の一部を機械化したサイボーグと"人形"と呼ばれるロボットが共存する日本では、日夜テロが発生する。テロ取締まり専門の政府直属機関"公安9課"のバトー刑事は脳を除くほとんどが機械のサイボーグだが、4年前に失踪した同僚"素子"のことが忘れられない。そんな中、少女型アンドロイドのプログラムが暴走し、所有者を惨殺する事件が発生し、バトーは相棒のトグサと捜査を始める...。
 これ、暴走する少女型ロボットを追うサイボーグ刑事を中心に、機械化する現代社会で人間の存在価値を問うという鬼才・押井守の作り上げた近未来サイバー作品。この映画の凄さはストーリーもあるけどその映像美。この映像に盛り込められた情報量は凄まじく、構築された迷宮が現れていた。またメインテーマである「傀儡謡」のコーラスを4重にも流し、音楽面でも独特の世界観を作り上げていた。
 東洋と西洋、過去と未来、哲学や思想...ほんとが押井守は鬼才だと思う。

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Monday, May 07, 2018

「Citizenfour/シチズンフォー スノーデンの暴露」を観た

Citizenfour 米国最大の機密情報の内部告発に踏み切った男を描いたOliver Stone監督の実話映画「Snowden/スノーデン」(2016)。同じくこの「スノーデン事件」を撮った長編ドキュメンタリー作品「Citizenfour/シチズンフォー スノーデンの暴露」(2014/Cinema)も観てみた。
 これ、第87回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞受賞した作品で、こんなあらすじ。イラク戦争やグアンタナモに関するドキュメンタリー作品で脚光を浴びた映画監督Laura Poitrasは、当局から監視や妨害を受けていた。そんな彼女の元に"Citizenfour"と名乗る人物から暗号化されたメールが届く。そこには国家安全保障局(NSA)による、アメリカ市民からの大規模な通信データ収集の実態についての驚愕の事実が書かれていた。彼はNSAで働いていた20歳の男性Edward Snowdenで自分が知っているすべてをカメラの前で語ると言い、Poitras監督とガーディアン誌のジャーナリスト"Greenwald"は香港でSnowdenと面会するが...。
 これ、アメリカが誇る2大情報機関"CIA"と"NSA"の職員だったEdward Snowdenが、アメリカ政府が秘密裏にNet上で膨大な量の個人情報を監視、収集している実態を暴露し、日本を含む同盟国への盗聴が行われていた事実も明るみに出たという内部告発を描いたもの。特に香港のホテルで告発にいたる瞬間をカメラがとらえているんだけど、家族や恋人にも内緒で自分の人生が一変することを承知で告発に踏み切った時のホテルの部屋にみなぎった緊張感が生々しかった。
 Oliver Stone監督の実話映画もよかったけど、このドキュメンタリー作品も凄まじかったと思う。

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「Storytellers Ed Sheeran Live!」(MTV)を観た

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 結構ハマってるEd Sheeran。MTVで放送された「Storytellers Ed Sheeran Live!」について。
 これ、VH1で放送中のファンとの親密な空気感の中、楽曲誕生の経緯を語りながらLive Performanceを行うという企画「Storytellers」にEd Sheeranが登場したもの。収録はIrland、DublinのWhelan'sという小さなLive House。あまりに小さなハコで親密感がいい。いつものようにアコギのLoopと切ないMelody Lineと情感あるEdの歌がいい。
 特によかったのは、ホームレスで出会ったAngelに捧げた「The A Team」、シンガロングが起きた「Thinking Out Loud」、枯れた感じがいい「Take It Back」、小さなイライラをため込んだ歌で途中Steive Wonderの「Superstition」とのコラボになった「Sing」、Pharrell Williamsと作ったというDance Tuneの「Lego House」あたり。
 3rd「÷」(2017)がよかったんで、1st「+」(2011)、2nd「X」(2014)も聴かねばならぬ、おいおい。

● On Air Set List:Storytellers Ed Sheeran Live! (MTV)
M-01. Don't
M-02. The A Team
M-03. Thinking Out Loud
M-04. Take It Back
M-05. Sing
M-06. Lego House
M-07. Perfect (PV)
* Produced by Jim Parsons,Larafried.
* Directed by Paul Dugdale.
* Director of Photography:Paul Normandale.
* Filmed at Whelan's,Dublin.
* 2015 VIACOM INTERNATIONAL INC,VH1 STORYTELLERS.

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Friday, May 04, 2018

May the 4th be with you...

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Today, May the 4th be with you...
今日5/4はStar Warsの日。ただただ6.29が待ち遠しい。

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Wednesday, May 02, 2018

「American Hero/アメリカン・ヒーロー」を観た

Americanhero 自堕落なSFコメディー「American Hero/アメリカン・ヒーロー」(2015/Cinema)について。
 こんなあらすじ。別れた妻に幼い息子Rexの親権を取られたMelvin(Stephen Dorff)は、それでも酒と女とドラッグに溺れながら毎日パーティーに明け暮れていた。そんな彼は怪力なパワーを持つ能力者だが、その力を使った余興でこづかいを稼いでいた。やがて、街のギャングが近所の子供達を犯罪に巻き込もうとしているのを知ったMelvinは、超能力を使ってギャング達に警告する...。
 これ、特殊能力を持ってるけど、自堕落でぐうたらな一般市民のマイペースな日常を描いた異色SFコメディ。ダメなおっさんがヒーローとして覚醒するんだけど、そのようなヒーローに値するようなシーンもなく、ダラっと終わる。いい意味で無気力感がたまらないLow Keyな映画だった。

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Friday, April 27, 2018

「Burn After Reading/バーン・アフター・リーディング」を観た #2

Burnafterreading ひさびさに観直したCoen兄弟の犯罪コメディ映画「Burn After Reading/バーン・アフター・リーディング」(2008/Cinema)について。
 あらためてこんなあらすじ。CAI諜報員のOsbourne(John Malkovich)はアルコール依存症のためCIAを解雇された。OsbourneはCIAでの出来事をつづった回顧録の執筆を開始するが、その回顧録が入ったCD-ROMを、スポーツジムスタッフのChad(Brad Pitt)とLinda(Frances McDormand)が手に入れてしまう。ChadとLindaはこの回顧録をCIAの機密情報と思い込み、Osbourneから金をゆすり取ろうとするが、交渉は失敗に終わる。LindaはこのCD-ROMをロシア大使館に持ち込み、さらなる情報を求めて、ChadはOsbourneの家に侵入したが、そこでOsbourneの妻Katie(Tilda Swinton)と不倫関係にあった財務省連邦保安官Harry(George Clooney)と遭遇してしまう...。
 このコメディー、Coen兄弟の持ち前の毒と才気と悪趣味をつめこみ、どの登場人物のサイテーな奴らばかりで、やりすぎの展開と悪すぎる性格設定がいい。中だるみがなく、テンポもよく、ヒドイ話がどんどん進んでいくのもいい。ほんとCoen兄弟は確信犯だと思った映画だった。

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