Tuesday, February 19, 2019

「クラッシュマン/柴田哲孝」を読んだ

Tetsutakashibata_crushman 去年初めて読んでみた柴田哲孝の「デッドエンド」。先日読んだ第3作「リベンジ」に続き、第2作「クラッシュマン」(双葉社)も世田谷中央図書館で借りて読んでみた。
 こんなあらすじ。過剰防衛による殺人の裁判で「無罪」となり、警察庁警備局公安課特別捜査室"サクラ"に復帰した"田臥健吾"を、新たな任務が待ち受けていた。東京駅発博多駅行きの"のぞみ167号"の車内ごみ箱で、TNT爆弾が発見された。さらにイスラム国(IS)の対日本専門のテロリスト"クラッシュマン"が入国したという情報がICPOのリヨン事務総局からもたらされる。田臥は部下の"室井智"、"矢野アサル"とともに捜査を開始する...。
 2016年5月の伊勢志摩サミットで来日するオバマ米大統領暗殺計画をめぐる日本に潜入したテロリストとの攻防を描いた犯罪小説。伊勢志摩サミット、オバマ大統領の広島平和記念公園の訪問でのテロ事件を実名で展開するストーリーなので、リアル感がハンパない。日本のテロ対策の甘さとか、有事の際の政府の在り方に疑問を呈しつつ、テロリスト側の視点が強力に書かれていて、ISやタリバンなどの自爆テロを行う犯人たちの心情も面白かった。
 ともかく世界情勢の流れを交えて、物語が進行していき、現実と虚構の交差がほんとうまいと思った1冊だった。

cf. 柴田哲孝 読破 List
- デッドエンド (2014)
- クラッシュマン (2016)
- リベンジ (2018)

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Thursday, February 14, 2019

「麒麟の翼~劇場版・新参者~」を観た

Kirinnotubasa 先日観た映画版「祈りの幕が下りる時」(2018)。その前作にあたる「麒麟の翼~劇場版・新参者~」(2012/Cinema)も観てみた。
 こんなあらすじ。東京日本橋、翼のある麒麟像の下で、男性の刺殺体が発見された。刑事の加賀恭一郎(阿部寛)は、被害者の青柳武明(中井貴一)が腹部を刺されたまま助けも求めず8分間も歩き続けたのか、縁もゆかりもない日本橋で何をしていたかに疑問を持つ。容疑者として浮かび上がったのは無職の青年・八島冬樹(三浦貴大)は、青柳のバッグを持って現場から逃走中に車にひかれ、意識不明の重体になる。八島の恋人・中原香織(新垣結衣)は彼の無実を訴え、捜査本部も裏付け捜査を開始する...。
 以前、東野圭吾原作の「麒麟の翼」を読んだことがあるこの映画。複雑に入り組んだ事件から浮かび上がる人間模様、その家族や恋人との関係にも丁寧に迫ってて、ミステリーとしてだけではなくヒューマン・ドラマとしても楽しめた。しっかし、新垣結衣、溝端淳平、松坂桃李、菅田将暉、山﨑賢人といまとなればほんと豪華な出演陣だった。
 そんなに日本の映画やドラマを観る方じゃないけど、たまにはアリ。

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Wednesday, February 13, 2019

「月魚/三浦しをん」を読んだ

Shionmiura_getsugyo たまーに読んでる三浦しをん。三茶TSUTAYAで買って読んでみた「月魚」(角川文庫)について。
 こんなあらすじ。「無窮堂」は古書業界では名の知れた老舗。その三代目に当たる若き当主の"本田真志喜"と、その友人で同じ古書業界に身を置く"瀬名垣太一"の2人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた。太一の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、太一の才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられ、2人は兄弟のように育ってきた。そんなある夏の午後に起きた事件が2人の関係を変えてしまう...。
 これ、古本屋を舞台にした2人の若者の物語。過去に傷つき、2人は微妙な距離感と関係のままお互い離れられず、でも立ち向かっていく。さらに2人の間にはBLっぽい淫靡な香りがある。そしてこの題名「月魚」に込めた意味も最後にストンと落ちてきて、なんかすっきりした読後感が残った。ちなみにここ数年古物商系の仕事もしてたので、古本にまつわる業界制度も興味深く読めた。
 今年は三浦しをんをじっくり読もうかと思う今日この頃。

cf. 三浦しをん 読破 List
- 月魚 (2001)
- 風が強く吹いている (2006)
- (2008)
- 舟を編む (2011)
- 政と源 (2013)

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Tuesday, February 05, 2019

「リベンジ/柴田哲孝」を読んだ

Tetsutakashibata_revenge 去年初めて読んでみた柴田哲孝の「デッドエンド」。この第3作「リベンジ」(双葉社)も世田谷中央図書館で借りて読んでみた。
 こんなあらすじ。千葉刑務所を脱獄し、亡き妻の復讐と娘"萌子"の誘拐事件を解決してから3年..."笠原武大"は輪島で塗師として修業の日々を送り、萌子は金沢の伯父の家に下宿しながら高校に通っていた。そんな春の夜、何者かが離れて暮らす2人を同時に襲った。笠原は不意を衝かれて囚われの身となるが、萌子は辛くも逃げ延びバイクで南を目指す。一方、警察庁警備局公安課特別捜査室"サクラ"に所属する"田臥"と"室井"は、父娘失踪の報を聞き、萌子誘拐事件の主犯でありながら罪を免れた日本神道連議会の"板倉勘司"の関与を疑っていた。
 今作は、もんじゅの秘密に気付いた娘の"萌子"に原子力利権の魔の手が迫るというもの。笠原親娘、公安、政界の利権者、北朝鮮工作員が入り乱れての展開していくんだけど、キモは"萌子"の逃走劇を軸に進んでいく。逃げ切れるかというスリリングさに、彼女をサポートする人々の暖かさがいいバランスだった。その一方、残虐さは正直弱く、ハイライトの京都板倉家での襲撃シーンもちょっと拍子抜けの部分もあった気がする。
 ともかくひっかかりだした柴田哲孝。第1作「デッドエンド」とこの第3作「リベンジ」に間にある第2作「クラッシュマン」。まずはこれを読んでみよう。

cf. 柴田哲孝 読破 List
- デッドエンド (2014)
- リベンジ (2018)

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Thursday, January 31, 2019

「祈りの幕が下りる時」を観た

Inorinomakuga0orirutoki 以前、読んだことがある東野圭吾原作の「祈りの幕が下りる時」。せっかくなんで映画版の「祈りの幕が下りる時」(2018/Cinema)も観てみた。
 こんなあらすじ。葛飾区のアパートで滋賀県在住の女性の絞殺体が発見される。松宮(溝端淳平)ら警視庁捜査一課の刑事達が捜査に当たるが、これといった情報は出てこない。いつしか捜査線上に舞台演出家の浅居博美(松嶋菜々子)が浮かび上がるが、彼女には鉄壁ともいえるアリバイがあった。そんな中、現場から日本橋を囲む12の橋の名前が書き込まれたカレンダーが見つかり、刑事の加賀恭一郎(阿部寛)は独自に事件を追う。やがて事件は、幼いころ加賀を捨てて家を出た彼の母親の田島百合子(伊藤蘭)へとつながっていく...。
 東野圭吾のミステリーを映像化した"新参者"シリーズの完結編。謎に包まれた殺人事件の捜査線上にある女性演出家が浮上したことで、主人公"加賀"の母が失踪した理由や父との不和、加賀自身の過去が明かされるというもの。犯人捜しのミステリーなんだけど、2組の親子の物語といえる。松本清張の「砂の器」へのオマージュもあって、とても非常に見応えのありました。

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Tuesday, January 29, 2019

「dele2/本多孝好」を読んだ

Takayoshihonda_dele2 ずーっと読んでる本多孝好。ひさびさに世田谷中央図書館で借りて読んでみた「dele2」(角川文庫)について。
 これ、以前読んだ「dele」の続編。こんなあらすじ。故人より託された秘密のデータを削除する仕事を請け負う「dele.LIFE」。所長の"圭司"の指示を受けて依頼人の死亡確認をする"祐太郎"は、この世と繋がる一筋の縁を切るような仕事に、いまだ割り切れないものを感じていた。そんなある日、祐太郎の妹"鈴"が通っていた大学病院の元教授"室田"から依頼が舞い込む。難病を患い、新薬の治験中に死亡した鈴。その真相に2人は近づくが...。
 「アンチェインド・メロディ」、「ファントム・ガールズ」、「チェイシング・シャドウズ」が収録されているけど、この予想もしていなかった急展開で、終盤はイッキに読み終えた感じ。ついに"dele.LIFE"設立の意味がわかったし、ケイと祐太郎の過去も明らかにされ、まさかこうつながるとは思ってもみなかった。
 ミステリーだけど、主人公の成長物語でもあって、さわやかで切ない読後感の1冊でした。

cf. 本多孝好 読破 List
- MISSING (1999)
- ALONE TOGETHER (2000)
- MOMENT (2002)
- I LOVE YOU/伊坂幸太郎・石田衣良・市川拓司・中田永一・中村航・本多孝好 (2005/2007)
- Fine Days (2006)
- 真夜中の五分前-five minutes to tomorrow side-A- (2007)
- 真夜中の五分前-five minutes to tomorrow side-B- (2007)
- 正義のミカタ I'm a loser (2007)
- チェーン・ポイズン (2008)
- WILL (2009)
- at Home (2010)
- ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1 (2012)
- ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2 (2012)
- ストレイヤーズ・クロニクル ACT-3 (2013)
- MEMORY (2013)
- 魔術師の視線 (2014)
- 君の隣に (2015)
- Good old boys (2016)
- dele (2017)
- dele2 (2018)

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Friday, January 25, 2019

「これからの麺カタコッテリの話をしよう/マキシマム ザ ホルモン」を聴いた

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 去年2018年11月のReleaseからほんと聴きまくってたマキシマム ザ ホルモンこれからの麺カタコッテリの話をしよう」(2018/CDS+Comic)。そろそろ書いてみる。
 これ、"新曲CD+漫画一冊"の規格外パッケージかつ書籍として発刊された超画期的新Maxi Single。書籍として販売されているので、CD Shopだけじゃなく本屋に並ぶのが凄い。実際、八王子のくまざわ書店でサイン会やってるし。
 まずは曲について。
・M-01「maximum the hormone Ⅱ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~」:公開されたPVで観たけど、痛風や尿路結石の地獄を描いてるだけじゃなく、何を切り捨てて何を守り抜くかを決めた生き様の歌。曲はダイスケはんのデスヴォイスも最高だ。
・M-02「G'old~en~Guy」:FunkyなMixtureにアニソン的な疾走感。このMaxiで一番好きな曲だし、いつかLiveで聴きたい。
・M-03「肺脂西班牙 」:これ、3rd Album「ロッキンポ殺し」に収録された「ハイヤニ・スペイン」の再録。
・M-04「拝啓VAP殿」:レコード会社をVAPからワーナーに移籍したホルモンが古巣となったVAPへの深い愛と感謝をこめた曲。3コードのPop PunkのDance Number。初めてPVで公開されたときのゴキゲン感がたまらなかった。
・M-05「G'old~en~Guy (劇場版アニメ予告編ver) 」:ほんとになんかのアニメに使われるかと思った...。

Mth_korekara3 そしてコロコロアニキで連載中の漫画「マキシマムザ亮君の必殺!!アウトサイダー広告代理人」。いい絵だなぁ、迫力あって下品だし。これ小学生も読むのかなぁ。Lastの寂寥感もたまらない。しっかしこの漫画を読んでる時間、いい時間だった。
・~プロローグ~
・第1話 変身!?マキシマムザ亮君の巻
・第2話 便サン妄想ワープ発動!空前の大ブーム○○バトラー!の巻
・第3話 電気アンマの岡先輩登場!広告のネクストステージとは!?の巻
・第4話 マキシマムザ亮君のアイドルを求めて!の巻
・第6話 ゲーム業界の大物と謎の男ニシ登場!の巻
・最終話 便所サンダルの入り方。の巻

 この亮君のこだわりがつまりまくったこの「これからの麺カタコッテリの話をしよう」。いつになるかわからに復活Liveのリザーブチケット当たって欲しいと思う今日この頃。

● これからの麺カタコッテリの話をしよう/マキシマム ザ ホルモン (2018/CDS+Comic)
M-01. maximum the hormone Ⅱ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~
M-02. G'old~en~Guy
M-03. 肺脂西班牙
M-04. 拝啓VAP殿
M-05. G'old~en~Guy (劇場版アニメ予告編ver)
* マキシマム ザホルモン:歌と6弦と弟:マキシマムザ亮君,キャーキャーうるさい方:ダイスケはん,4弦:上ちゃん,ドラムと女声と姉:ナヲ
* Music & Words by マキシマムザ亮君.
* Recording Engineer:片岡恭久
* Recorded at Studio GREENBIRD,aLIVE RECORDING STUDIO,Rinky Dink Studio HACHIOJI.
* Mixed at prime sound studio form.
* Mastering Engineer:タッキー
* Mastered at Parasight Mastering.
* 00W9-11413 2018 WARNER MUSIC JAPAN INC.

cf. マキシマム ザ ホルモン My CD/DVD List
- ブルペン キャッチャーズ ドリーム (2000/CDS)
- (2001/Mini Album)
- 耳噛じる (2002/Album)
- 耳噛じる #2 (2002/Album)
- 延髄突き割る (2003/CDS)
- 糞盤 (2004/Album)
- 糞盤 #2 (2004/Album)
- ロック番狂わせ・ C/Wミノレバ☆ロック (2004/CDS)
- 包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ・霊霊霊霊霊霊霊霊魔魔魔魔魔魔魔魔 (2004/CDS)
- ロッキンポ殺し (2005/Album)
- ロッキンポ殺し #2 (2005/Album)
- デブvsデブ -Debu Vs Debu- (2005/DVD)
- ざわ・・・ざわ・・・ざ・・ざわ・・・・・・ざわ (2005/CDS)
- 恋のメガラバ (2006/CDS)
- 恋のメガラバ #2 (2006/CDS)
- ぶっ生き返す (2007/Album)
- ぶっ生き返す #2 (2007/Album)
- Deco Vs Deco-デコ対デコ (2008/DVD)
- 爪爪爪・「F」 (2008/CDS)
- グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011~2011 (2011/CDS)
- 予襲復讐 (2013/Album)
- これからの麺カタコッテリの話をしよう (2018/CDS+Comic)

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Tuesday, January 22, 2019

「やがて哀しき外国語/村上春樹」を読んだ

Harukimurakami_yagatekanashikigaiko ずーっと読んでる村上春樹。世田谷中央図書館で借りたエッセイ集「やがて哀しき外国語」(講談社)について。
 このエッセイ、ニュージャージー州プリンストンに1991年から2年半腰を落ち着け、アメリカの社会と文化の中での生活を描き、それらを通して、日本および日本人そして日本文学や日本語について考えたもの。なんだけど村上春樹夫婦の生活者として視点がベースになっていて、日々の出来事などが語られている。
 「トミー・フラナガン・トリオのJAZZを聴きに行ったときのこと」、「中古レコード店のこと」、「男の子のイメージは運動靴を履いて、月に一度美容室ではなく床屋に行って、いちいち言い訳しないこと」、「人生に必要なことはみんな店で学んだこと」、「吉行淳之介の小説"樹々は緑か"の英訳版をそのまま日本語に直してみたらどうなるんだろうとためしたこと」...相変わらずほのぼのとしてるんだけど、少々理屈っぽいとこもあって、強い批判が潜んでる。ともかく、安西水丸の表紙も挿絵もよかった。

cf. 村上春樹 読破 List
- 風の歌を聴け (1979)
- 中国行きのスロウ・ボート (1980)
- カンガルー日和 (1981)
- 象工場のハッピーエンド/村上春樹・安西水丸 (1983)
- 蛍・納屋を焼く・その他の短編 (1984)
- 回転木馬のデッド・ヒート (1985)
- 羊男のクリスマス/村上春樹・佐々木マキ (1985)
- パン屋再襲撃 (1986)
- レキシントンの幽霊 (1986)
- ランゲルハンス島の午後/村上春樹・安西水丸 (1986)
- ノルウェイの森 (1987)
- TVピープル (1990)
- 雨天炎天-ギリシャ・トルコ辺境紀行- (1990)
- やがて哀しき外国語 (1994)
- もし僕らのことばがウィスキーであったなら (1997)
- ふわふわ/村上春樹・安西水丸 (1998)
- Mr.and Mrs.Baby and Other Stories-犬の人生/Mark Strand-マーク・ストランド (1998)
- 神の子供たちはみな踊る (1999-2000)
- 海辺のカフカ (2002)
- アフターダーク (2004)
- 東京奇譚集 (2005)
- ふしぎな図書館/村上春樹・佐々木マキ (2005)
- 走ることについて語るときに僕の語ること (2007)
- うずまき猫のみつけかた <新装版> (2008)
- 1Q84 BOOK1 <4月-6月> (2009)
- 1Q84 BOOK2 <7月-9月> (2009)
- 1Q84 BOOK3 <10月-12月> (2010)
- ねむり (2010)
- 夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集 1997-2009 (2010)
- 村上春樹 雑文集 (2011)
- 1Q84 BOOK1 <4月-6月> 前編(文庫) (2012)
- 1Q84 BOOK1 <4月-6月> 後編(文庫) (2012)
- 1Q84 BOOK2 <7月-9月> 前編(文庫) (2012)
- 1Q84 BOOK2 <7月-9月> 後編(文庫) (2012)
- 1Q84 BOOK3 <10月-12月> 前編(文庫) (2012)
- 1Q84 BOOK3 <10月-12月> 後編(文庫) (2012)
- おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2/村上春樹・大橋歩 (2011)
- サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3/村上春樹・大橋歩 (2012)
- 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (2013)
- 恋しくて-TEN SELECTED LOVE STORIES-/村上春樹(編訳) (2013)
- 女のいない男たち (2014)
- 村上さんのところ/村上春樹・フジモトマサル (2015)
- 職業としての小説家 (2015)
- ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集 (2015)
- 騎士団長殺し -第1部 顕れるイデア編- (2017)
- 騎士団長殺し -第2部 遷ろうメタファー編- (2017)
- バースデイ・ガール (2017)

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Thursday, January 17, 2019

「Star Wars小説「Star Wars:The Last Jedi~スター・ウォーズ:最後のジェダイ/Jason Fry(著),稲村広香(訳)-ジェイソン・フライ(著),ライアン・ジョンソン(原作)」を読んだ

Sw_ep8_novel 先日観直した「Star Wars:The Last Jedi/スター・ウォーズ:最後のジェダイ」(2017/Cinema)。で、そのノベライズ版「Star Wars:The Last Jedi~スター・ウォーズ:最後のジェダイ/Jason Fry(著),稲村広香(訳)-ジェイソン・フライ(著),ライアン・ジョンソン(原作)」(講談社文庫)も読んでみた。
 こんなあらすじ。ファースト・オーダーとの戦闘が激化し、レジスタンスは多くの犠牲者を出していた。一方"レイ"は伝説のジェダイ"ルーク"からジェダイの手ほどきを受けるようになる。やがてレイは"カイロ・レン"と心の中を探り合う。一方レジスタンスはファースト・オーダーからの攻撃を受け、指揮官"レイア"が重体となる。戦況を打開するにはファースト・オーダー内部の追跡装置を無効化するコードブレイカーの力が必要だった...。
 このノベライズ版の面白さは映画にはないシーンや登場人物の心理や背景が描かれていること。ルークの孤島での隠遁生活、カイロ・レンの弱さ、レイアとホルドの子供のころからの友情、ローズのフィンへの深い愛情、チューバッカの腕で涙するレイアなどなど映画では描ききれなかった「Star Wars:The Last Jedi」の世界をより楽しむことができた。この本を読んでまた映画が見たくなった。

cf. Star Wars小説(正史・スピンオフ) 読破 List
- Star Wars:Shatterpoint~スター・ウォーズ破砕点/Matthew Stover-マシュー・ストーヴァー (2004)
- Star Wars:Survivor's Quest~スター・ウォーズ 生存者の探索/Timothy Zahn-ティモシイ・ザーン (2004)
- Star Wars:The Cestus Deception~スター・ウォーズ セスタスの偽り/Steve Barnes-スティーブン・バーンズ (2004)
- Star Wars Episode III: Revenge of the Sith~スター・ウォーズ:エピソード3 シスの復讐/George Lucas(原作),Matthew Stover(著),富永和子(訳)-ジョージ・ルーカス(原作),マシュー・ストーヴァー(著) (2005)
- Star Wars Episode III: Revenge of the Sith/Patricia C.Wrede (2005)
- Star Wars:Jedi Trial~スター・ウォーズ ジェダイの試練/David Sherman and Dan Cragg-デイヴィド・シャーマン,ダン・グラッグ (2005)
- Star Wars:Yoda,Dark Rendezvous~スター・ウォーズ 暗黒の会合/Sean Stewart-ショーン・スチュワート (2005)
- Star Wars:Labyrinth of Evil~スター・ウォーズ 悪の迷宮/James Luceno-ジェームズ・ルシーノ (2005)
- Star Wars:Dark Lord-The Rise Of Darth Vader~スター・ウォーズ 暗黒卿ダース・ヴェイダー/James Luceno-ジェームズ・ルシーノ (2005)
- Star Wars:The Last of the Jedi-The Desperate Mission-~スター・ウォーズ ラスト・オブ・ジェダイ(1)-危険なミッション-/Jude Watson-ジュード・ワトソン (2006)
- Star Wars:The Last of the Jedi-Dark Warning-~スター・ウォーズ ラスト・オブ・ジェダイ(2)-闇の警告-/Jude Watson-ジュード・ワトソン (2006)
- Star Wars:Outbound Flight~スター・ウォーズ 外宇宙航行計画/Timothy Zahn-ティモシイ・ザーン (2006)
- Star Wars:Dark Nest I:The Joiner King~スター・ウォーズ:ジョイナーの王/Troy Denning-トロイ・デニング (2006)
- Star Wars:Dark Nest II:The Unseen Queen~スター・ウォーズ:影の女王/Troy Denning-トロイ・デニング (2006)
- Star Wars:Dark Nest III:The Swarm War~スター・ウォーズ:キリック戦争/Troy Denning-トロイ・デニング (2007)
- Star Wars:Tarkin~スター・ウォーズ:ターキン/James Luceno-ジェームズ・ルシーノ (2015)
- Star Wars:Heir to the Jedi~スター・ウォーズ:ジェダイの継承者/Kevin Hearne-ケヴィン・ハーン (2015)
- Star Wars:Lords of the Sith~スター・ウォーズ:ロード・オブ・シス/Paul S.Kemp-ポール・S・ケンプ (2015)
- Star Wars:The Force Awakens~スター・ウォーズ:フォースの覚醒/J.J.Abrams,Lawrence Kasdan,Michael Arndt(原作),Michael Kogge(著),上杉隼人,吉富節子(訳)-J・J・エイブラムス,ローレンス・カスダン,マイケル・アーント(原作),ミッシェル・コーギー(著) (2016)
- Star Wars:The Force Awakens~スター・ウォーズ:フォースの覚醒/Alan Dean Foster(著),J.J.Abrams,Lawrence Kasdan,Michael Arndt(原作),稲村広香(訳)-アラン・D・フォスター(著),J・J・エイブラムス,ローレンス・カスダン,マイケル・アーント(原作) (2016)
- Star Wars:Before the Awakening~スター・ウォーズ:フォースの覚醒前夜-ポー・レイ・フィン-/Greg Rucka-グレッグ・ルーカ (2016)
- Star Wars:The Force Awakens:Rey's Survival Guide~スター・ウォーズ フォースの覚醒 レイのサバイバル日記/Jason Fry-ジェイソン・フライ (2016)
- Rogue One:A Star Wars Story~ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー/John Knoll,Gary Whitta,Chris Weitz,Tony Gilroy(原作),Alexander Freed(著),稲村広香(訳)-ジョン・ノール,ゲイリー・ウィッタ,クリス・ワイツ,トニー・ギルロイ(原作),アレクサンダー・フリード(著) (2017)
- Star Wars:Darth Plagueis~スター・ウォーズ:ダース・プレイガス/James Luceno-ジェームズ・ルシーノ (2018)
- Star Wars:Last Shot~スター・ウォーズ:ラスト・ショット/Daniel Jose Older-ダニエル・ホセ・オールダー (2018)
- Star Wars:The Last Jedi~スター・ウォーズ:最後のジェダイ/Jason Fry(著),稲村広香(訳)-ジェイソン・フライ(著),ライアン・ジョンソン(原作) (2018)

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Friday, January 11, 2019

「切断/黒川博行」を読んだ

Hiroyukikurokawa_setsudan たまに読んでる黒川博行。三茶Tsutayaで買って読んでみた「切断」(角川文庫)について。
 こんなあらすじ。大阪府内の病院で発見された死体は、片耳を切り取られ、別人の小指が耳の穴に差し込まれていた。その小指は死後切断と判明し、連続殺人事件として捜査が始まった。その矢先、舌を切り取られ、前の被害者で切り取られた耳を咥えた死体も見つかった。大阪府警捜査一課は猟奇的な連続殺人として、この犯人を追う...。
 猟奇的な連続殺人の真相は追う大阪府警捜査一課を描いた黒川博行の初期の犯罪小説がこれ。切断された指は死体から切り落とされたものという死後切断の判断にもかかわらず、その指がない人間が犯行を続けているとしか思えない状況が面白かったし、犯人が狙う対象者になかなか近づけないのが面白い。結果、ラストに明かされるトリックまでずっと濃密だったし、惨殺シーンとか口汚いヤクザとの対決とか、ハードボイルドでノワールな犯罪小説だった。

cf. 黒川博行 読破 List
- 切断 (1989)
- 封印 (1992)
- 燻り (1998)
- 後妻業 (2014)

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