Friday, December 14, 2018

「第19回 業界最高権威 TRYラーメン大賞 2018-2019」を読んだ

Try_ramnetaisho1918 「東京で一番旨いラーメンを決めよう!」のコンセプトのTokyo Ramen of the Yearこと"TRY認定"によるラーメン最新本「第19回 業界最高権威 TRYラーメン大賞 2018-2019」(講談社)。今年も熟読しておく。
 今年は大崎裕史さん、青木誠さん、しらすさん、吉本匠將ら著名なメンバーが審査員をつとめていて、彼らの投票形式で入賞店が決まっていく。大きく「TRY新人大賞」と「TRY大賞」があり、さらにそれぞれでしょう油、しお、みそ、とんこつ、MIX、つけ麺などとジャンル別に「部門」が設定されている。ちなみに今回の「TRY新人大賞 1-5位」と「TRY大賞 1-10位」はこんなお店が表彰されている。
・TRY新人大賞 1-5位
1位 Tombo(吉祥寺)
2位 手打ち式 超多加水麺 ののくら(亀有)
3位 中華そば 笑歩(綱島)
4位 純手打ち 麺と未来(下北沢)
5位 中華蕎麦 にし乃(本郷三丁目)
・TRY大賞 1-10位
1位 らぁ麺屋 飯田商店(湯河原)
2位 SOBA HOUSE 金色不如帰(新宿)
3位 麺庄グループ MENSHO(護国寺)
4位 創作麺工房 鳴龍(大塚)
5位 麺や 七彩(八丁堀)
6位 ソラノイロ(麹町)
7位 麺処 ほん田(東十条)
8位 支那そばや 本店(戸塚)
9位 町田汁場 しおらーめん 進化(町田)
10位 麺屋武蔵グループ(新宿)

 これ以外の記事でも、多加水手打ち太麺、「中華蕎麦 にし乃」などの2号店やセカンドブランド、汁なし坦々麺、牛肉ベースの蘭州麺、「純手打ち だるま」や「くじら食堂」など「麺や 七彩」出身者の台頭などのラーメントレンド、TRY殿堂入りの「中華蕎麦 とみ田」の現在、肉丼系サイドメニューなども面白かった。

 では、あらためて、世田谷圏、通勤圏中心にひっかかった店をPick Up。
●まずは行ったことなくて、ひっかかった店はこれあたり。(いわゆる宿題店)
・Tombo(吉祥寺)
・手打ち式 超多加水麺 ののくら(亀有)
・純手打ち 麺と未来(下北沢)
・中華蕎麦 にし乃(本郷三丁目)
・らぁ麺屋 飯田商店(湯河原)
・麺庄グループ MENSHO(護国寺)
・麺や 七彩(八丁堀)
・町田汁場 しおらーめん 進化(町田)
・純手打ち だるま(中野)
・五丁目ハウス(中野)
・中華そば 満鶏軒(錦糸町)
・貝節麺RAIK(方南町)
・濃厚ラーメン かなや(方南町)
・中華蕎麦 蘭鋳(方南町)
・箸とレンゲ(阿佐ヶ谷)
・鶏こく中華 すず喜(三鷹)
・中華そば 西川(千歳船橋)
・下松ラーメン 五ツ星(小川町)
・スパイスラーメン 点と線.(下北沢)
・Noodle Stand Tokyo(原宿)
・かしわぎ(東中野)
・中華そば しば田(仙川)
・らぁ麺 すぎ本(鷺ノ宮)
・らぁめん 鴇(藤沢)
・らー麺 あけどや(市川)
・中華そば JAC(高円寺)
・ajito ism(大井町)
・らーめん れんげ(八王子)
・煮干鰮豚骨らーめん 嘉饌(西八王子)
・中華蕎麦 とみ田(松戸)

●最近ご無沙汰だけど、また行きたくなった店はこれあたり。(いわゆる復習店)
・SOBA HOUSE 金色不如帰(新宿)
・支那そば 八雲(池尻大橋)
・らーめん はやし(渋谷)
・勢得(千歳船橋)
・中華そば専門店 多賀野(荏原中延)
・臥龍(三軒茶屋)
・鶏ポタラーメン THANK(大門)
・煮干鰮らーめん 圓(八王子)

 というわけで、まだまだ修行が足りないラーメン道。これからも精進いたします...。

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Thursday, December 13, 2018

「風神の手/道尾秀介」を読んだ

Shusukemichio_fujinnote ほぼすべての作品を完読している道尾秀介。そんな中、世田谷中央図書館で借りて読んだ「風神の手」(朝日新聞出版)について。
 こんなあらすじ。西取川を挟んで上上町と下上町という珍しい名がついた海辺の町、そこでは川漁師が舟の上で松明を揺らし、鮎を驚かせて網に追い込む火振り漁で知られていた。下上町に住む"歩実"と母の"奈津実"は、奈津実の写真を撮るために遺影専門の写真館「鏡影館」に出向く。その写真館に飾ってあった1枚の写真を目にした奈津実は"サキムラ"と言う名を聞き27年前の出来事を思い出す...。
 遺影専門の写真館「鏡影館」を訪れた人々の人生が重なり、つながり、そのめぐり合わせに隠された嘘の顛末をめぐる4つの連作作品がこれ。人は嘘をついたり、他者をおとしいれたりするんだけど、そんな人の弱さが引き起こす出来事が反転しながらつながっていく因果律が描かれている。どことなく不穏な空気が漂う世界観の中、「あのときの子供がこうなったのかと驚きの伏線がつながっていくのがよかった。
 ほんと道尾秀介にしか描けない世界観のミステリーだと思う。

cf. 道尾秀介 読破 List
- 背の眼 (2005)
- 向日葵の咲かない夏 (2005)
- 骸の爪 (2006)
- シャドウ (2006)
- 片眼の猿 -One-eyed monkeys- (2007)
- ソロモンの犬 (2007)
- ラットマン (2008)
- カラスの親指 by rule of CROW'S thumb (2008)
- 鬼の跫音 (2009)
- 龍神の雨 (2009)
- 花と流れ星 (2009)
- 球体の蛇 (2009)
- 光媒の花 (2010)
- 月の恋人-Moon Lovers- (2010)
- 月と蟹 (2010)
- 晴れた日は謎を追って がまくら市事件/伊坂幸太郎・大山誠一郎・伯方雪日・福田栄一・道尾秀介 (2010)
- カササギたちの四季 (2011)
- 短編工場/浅田次郎・伊坂幸太郎・石田衣良・荻原浩・奥田英朗・乙一・熊谷達也・桜木紫乃・桜庭一樹・道尾秀介・宮部みゆき・村山由佳 (2012)
- 水の柩 (2011)
- (2012)
- ノエル-a story of stories- (2012)
- 笑うハーレキン (2013)
- 鏡の花 (2013)
- 貘の檻 (2014)
- 緑色のうさぎの話/道尾秀介(作)・半崎信朗(絵) (2014)
- 透明カメレオン (2015)
- スタフ staph (2016)
- サーモン・キャッチャー the Novel (2016)
- 満月の泥枕 (2017)
- 風神の手 (2018)

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Friday, December 07, 2018

「ラーメンWalker東京 2019」を読んだ

Ramenwalker2019 毎年必ず読むようにしている「ラーメンWalker東京」。今年も出た出た「ラーメンWalker東京 2019」(KADOKAWA)をじっくり読んだ。
 このムック本、まさに旬で最先端で激戦区である東京のラーメン事情の今がわかる内容。「MENSHO SAN FRANCISCO」(新宿)やカナダの「KINTON RAMEN」(三軒茶屋)など海外からの逆輸入、「満鶏軒」(錦糸町)など人気店の新ブランド、「中村屋」出身の「らーめんMAIKAGURA」(千歳船橋)など名店出身、シュラスコ店が開いた「麺GARAGE 肉ヲ見ル」(三茶)など他業種からの挑戦、"ラーメン官僚"田中一明がセレクトした'18新店 推し麺ベスト8、ロットやシャッター、味変などSNSで使えるラーメン用語など。

 では、世田谷圏、通勤圏中心にひっかかった店をPick Up。
●まずは行ったことなくて、ひっかかった店はこれあたり。
・MENSHO SAN FRANCISCO(新宿)
・crab台風。(水天宮)
・中華そば 満鶏軒(錦糸町)
・百笑食堂いしかわや(国領)
・Ramen&Bar ABRI Ebisu(恵比寿)
・長尾中華そば(神田)
・ビーフラーメン&つけ麺 シゲジン(八王子)
・Japanese Soba Noodles 蔦(巣鴨)
・純手打ち 麺と未来(下北沢)
・渡来武(自由が丘)
・ばんから(立川)
・旭川らーめん 男旭山(渋谷)
・Noodle Stand Tokyo(原宿)
・一福(初台)
・麺恋処 き楽(御成門)
・新橋元楽(新橋)
・かしわぎ(東中野)
・らぁ麺すぎ本(鷺ノ宮)
・食堂 七彩(都立家政)
・好日(東中野)
・郭政良 味仙(神田)
・饗 くろ??(秋葉原)
・銀座 風見(銀座)
・ラーメン二郎(目黒)
・ajito ism(大井町)
・麺や 維新(目黒)
・中華そば こてつ(下北沢)
・Bonito Soup Noodle RAIK(永福町)
・麺や 佐市(錦糸町)
・牛骨らぁ麺 マタドール(北千住)
・煮干鰮豚骨らーめん 喜?(西八王子)
・八王子 響(八王子)
・みんみんラーメン(八王子)
・らーめん れんげ(八王子)
・町田汁場 しおらーめん 進化(町田)
・中華そば しば田(仙川)
・柴崎亭(つつじヶ丘)

●ご無沙汰だけど、また行きたくなった店はこれあたり。
・SOBA HOUSE 金色不如帰(新宿)
・支那そば屋 こうや(四谷)
・東池袋大勝軒本店(東池袋)
・ラーメンヤスオ(南新宿)
・麺屋 はし本(中野)
・むぎとオリーブ(銀座)
・中華そば むら田(中目黒)
・中華そば あの小山(都立大学)
・支那そば 八雲(池尻大橋)
・千里眼(東北沢)
・麺LABOひろ(学芸大学)
・平太周 味庵(大崎広小路)
・風は南から(武蔵小山)
・中華そば 多賀野(荏原中延)
・臥龍(三軒茶屋)
・めん 和正(三軒茶屋)
・らぁめん 小池(上北沢)
・BASSANOVA(新代田)
・あぶら~亭(桜上水)
・麺屋 一燈(新小岩)
・真鯛らーめん 麺魚(錦糸町)
・弘富(八王子)

 というわけで、まだまだ修行が足りないラーメン道。これからも精進いたします...。

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Wednesday, December 05, 2018

「愚者のエンドロール/米澤穂信」を読んだ

Honobuyonezawa_guchanoendroll たまに読んでいる米澤穂信。「氷菓」の続編である<古典部>シリーズ第2弾「愚者のエンドロール」(角川文庫)、桜新町Tsutayaで買って読んでみた。
 こんなあらすじ。高1の夏休み、古典部の面々は、2年F組の生徒が文化祭出展に向けて自主制作したというミステリー映画の試写会へと招かれる。しかしその映画は、「廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた」という事件の結末が描かれないまま尻切れトンボで終っていた。脚本家の体調不良で話が進まなくなってしまったことで、古典部は2年F組の入須冬実から、映画の犯人役を探し当てる「探偵役」を依頼される...。
 千反田える、折木奉太郎ら古典部一行が未完の自主映画の結末を探す青春ミステリもの。それぞれの推理から反証に至るまで結構丁寧に描かれていて、実はゴリゴリの推理小説。ちなみこ<古典部>シリーズって、6作まであるようで、ぼちぼち読んでみたいと思う。

cf. 米澤穂信 読破 List
- 氷菓 (2001)
- 愚者のエンドロール (2002)
- ボトルネック (2006)
- インシテミル (2007)
- 儚い羊たちの祝宴 (2008)
- 追想五断章 (2009)
- 満願 (2014)
- 真実の10メートル手前 (2015)

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Friday, November 30, 2018

「明日の子供たち/有川浩」を読んだ

Hiroarikawa_ashitanokodomotachi たまに読んでる有川浩。世田谷中央図書館で借りて読んでみた「明日の子供たち」(幻冬舎文庫)について。
 こんなあらすじ。転職先の児童養護施設で働き始めた"三田村慎平"は早々に壁にぶつかる。生活態度も成績も良好で、職員との関係もいい"問題のない子供"として知られる16歳の谷村奏子が、なぜか慎平にだけ心を固く閉ざしてしまったのだ。愛想はないが涙もろい3年目の"和泉和恵"、理論派の熱血ベテラン先生の"猪俣吉行"、大人より大人びている17歳"平田久志"...そんな人々に囲まれて慎平は成長していく...。
 児童養護施設に転職した主人公が同僚や子供達とぶつかい、支え合い、成長していく物語。最初の「施設の子供を可哀想と決めつけるな」というメッセージに戸惑ったけど、読み進むうちに自分の無知や偏見であることがよくわかった。そして最後の解説まで読んで、どうしてこの本が生まれたのかもわかったし、当事者の思いが説得力のある本につながっていると思った。知らないのに知ってるつもりになってることがあるって考えさせられた1冊だった。

cf. 有川浩 読破 List
- 図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) (2006)
- 図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2) (2006)
- レインツリーの国 (2006)
- クジラの彼 (2007)
- 図書館危機 図書館戦争シリーズ(3) (2007)
- 図書館革命 図書館戦争シリーズ(4) (2007)
- 阪急電車 (2008)
- 別冊図書館戦争I 図書館戦争シリーズ(5) (2008)
- 別冊図書館戦争II 図書館戦争シリーズ(6) (2008)
- ヒア・カムズ・ザ・サン (2011)
- 空飛ぶ広報室 (2012)
- 明日の子供たち (2014)
- キャロリング (2014)
- アンマーとぼくら (2016)

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Thursday, November 22, 2018

「SOUNDS LIKE SHIT:the story of Hi-STANDARD」パンフレットを読んだ

Hisatndard_phanflet 先日観たHi-STANDARDのドキュメンタリー映画「SOUNDS LIKE SHIT:the story of Hi-STANDARD」。そのパンフレットについて。
 ハイスタの栄光と挫折、再始動の裏側に迫ったドキュメンタリー映画ということで、この映画を撮った梅田航監督のProduction Noteを熟読。16年ぶりの新曲「Another Starting Line」のレコーディングに呼ばれ、その様子を撮ることから始まったこの映画、メンバー間の確執含め3人が素直に正直に話してくれたことでこの映画がなりたっているという。映画のタイトル「SOUNDS LIKE SHIT」の意味や、オープニングでの浜辺のシーンとか、エンドロールに流れる「Free」のことなど、この監督の言葉はほんとよかった。
 それ以外にも、映画で使われた楽曲やLive映像のこと、ステージに上がってきた客に難波がヘッドロックし演奏をやめ、客への怒りをぶつけた1999年岐阜でのLive映像のこと、坂本くん(COCOBAT)の「初めて聴いたパンクバンドがHi-STANDARDだったらうれしくない?」という言葉とか、彼らのBIOGRAPHYとか、ほんと内容が充実している。買って良かった。

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Wednesday, November 21, 2018

「進撃の巨人(25),(26)/諫山創」を読んだ

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 ずっと読み続けている諫山創の「進撃の巨人」。今回もHrtくんから借りて読んだ「進撃の巨人(25),(26)」(講談社)について。
 人類と巨人の壮絶な戦いを描いた「進撃の巨人」。第25巻はこんなあらすじ。エレンらの住むパラディ島を長年にわたって脅かし続けたマーレ。そこには祖国を守るため、自分達の人権を守るために日々奮闘する者達がいた。彼らは自らの存在価値を示すため、パラディ島への「宣戦布告」を準備するがそこに現れたのは...。
 そして第26巻はこんなあらすじ。全世界に対してパラディ島の脅威を説くマーレ。そこに現れたのは「平和への反逆者」エレン・イェーガーだった。エレンはマーレの人々をなぎ倒し、軍への大打撃を目論む。エレンと「戦鎚の巨人」の戦いは過熱、そして集結した両国の最大戦力がぶつかり合い...。
 この2巻、結構面白かった。特にタイバー公の妹である「戦鎚の巨人」と「巨人エレン」との戦闘とか、そこに立体機動隊のリヴァイらも参戦し、さらに「顎の巨人」、「車力の巨人」、「獣の巨人」も加わり、なかなかのカタルシス。たまに時代がさかのぼるため、混乱はするけどこの2冊はよかった。12月に出る第27巻が楽しみになってきた。

cf. 進撃の巨人 読破 List
- 進撃の巨人(0)/諫山創 (2005/2013)
- 進撃の巨人(1)/諫山創 (2010)
- 進撃の巨人(2)/諫山創 (2010)
- 進撃の巨人(3)/諫山創 (2010)
- 進撃の巨人(4)/諫山創 (2011)
- 進撃の巨人(5)/諫山創 (2011)
- 進撃の巨人(6)/諫山創 (2011)
- 進撃の巨人(7)/諫山創 (2012)
- 進撃の巨人(8)/諫山創 (2012)
- 進撃の巨人(9)/諫山創 (2012)
- 進撃の巨人(10)/諫山創 (2013)
- 進撃の巨人(11)/諫山創 (2013)
- 進撃の巨人(12)/諫山創 (2013)
- 進撃の巨人(13)/諫山創 (2014)
- 進撃の巨人(14)/諫山創 (2014)
- 進撃の巨人(15)/諫山創 (2014)
- 進撃の巨人(16)/諫山創 (2015)
- 進撃の巨人(17)/諫山創 (2015)
- 進撃の巨人(18)/諫山創 (2015)
- 進撃の巨人(19)/諫山創 (2016)
- 進撃の巨人(20)/諫山創 (2016)
- 進撃の巨人(21)/諫山創 (2016)
- 進撃の巨人(22)/諫山創 (2017)
- 進撃の巨人(23)/諫山創 (2017)
- 進撃の巨人(24)/諫山創 (2017)
- 進撃の巨人(25)/諫山創 (2018)
- 進撃の巨人(26)/諫山創 (2018)
- 進撃の巨人 Before the fall(1)/諫山創・涼風涼・士貴智志 (2013)
- 進撃の巨人 Before the fall(2)/諫山創・涼風涼・士貴智志 (2014)

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Tuesday, November 20, 2018

「異邦人(いりびと)/原田マハ」を読んだ

Mahaharada_iribito ほんと読みまくってる原田マハ。世田谷中央図書館で借りて読んでみた「異邦人(いりびと)」(PHP文芸文庫)について。
 こんなあらすじ。銀座の老舗画廊"たかむら画廊"の青年専務"篁一輝"と結婚した"有吉美術館"の副館長"菜穂"は出産を控えていた。あの311東日本大震災後、胎児への放射線の影響を懸念した菜穂は、東京を離れ、京都に長逗留していた。妊婦としての生活に鬱々としていた菜穂だったが、気分転換に出かけた老舗画廊"美のやま画廊"で、一枚の絵に心を奪われる。強い磁力を放つその絵の作者は、まだ無名の若き女性画家だった...。
 これ、京都の四季を背景に、才能あふれる若き女性画家をめぐる人々の"業"を描いた小説なんだけど、アート小説でありサスペンスであり京都小説というものだった。若き女性画家が描く作品に魅せられた人々の末路が描かれていくんだけど、最後にはこれまでの復讐を果たし、次に向けて自立を果たすんだけど、その陰に衝撃的で強烈な裏切りがあって、ほんとうに後味が悪い。原田マハのイヤミス小説って初めてだったかもしれない。

cf. 原田マハ 読破 List
- カフーを待ちわびて (2006)
- 一分間だけ (2007)
- ランウェイ☆ビート (2008)
- さいはての彼女 (2008)
- キネマの神様 (2008)
- 花々 (2009)
- 翼をください (2009)
- 本日は、お日柄もよく (2010)
- 星がひとつほしいとの祈り (2010)
- まぐだら屋のマリア (2011)
- 永遠をさがしに (2011)
- 楽園のカンヴァス (2012)
- 旅宿おかえり (2012)
- 生きるぼくら (2012)
- いつも一緒に -犬と作家のものがたり-/新潮文庫編集部(編)・檀ふみ・小路幸也・遠藤周作・角野栄子・伊丹十三・鷺沢萠・伊集院静・江國香織・幸田文・久世光彦・小川洋子・佐藤愛子・糸井重里・原田マハ・島尾敏雄・馳星周・小澤征良・山崎豊子・唯川恵 (2013)
- ジヴェルニーの食卓 (2013)
- 総理の夫 First Gentleman (2013)
- 翔ぶ少女 (2014)
- 太陽の棘 (2014)
- 奇跡の人 The Miracle Worker (2014)
- あなたは、誰かの大切な人 (2014)
- 異邦人(いりびと) (2015)
- モダン (2015)
- 暗幕のゲルニカ (2016)
- デトロイト美術館の奇跡 DIA:A Portrail of Life (2016)
- リーチ先生 (2016)
- 恋愛仮免中/奥田英朗・窪美澄・荻原浩・原田マハ・中江有里 (2017)
- アノニム (2017)
- たゆたえども沈まず (2017)
- いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画 (2017)
- スイート・ホーム (2018)
- フーテンのマハ (2018)

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Thursday, November 15, 2018

「ウォーターゲーム/吉田修一」を読んだ

Shuichiyoshida_watergame ずーっと読んでる吉田修一。世田谷中央図書館で借りて読んでみた「ウォーターゲーム」(幻冬舎)について。
 こんなあらすじ。晩秋の夜、突如ダムが決壊し、濁流が町を飲み、死者97名、行方不明者50名を超える大惨事が起きた。新聞記者の"九条麻衣子"は、被害を取材するうちに、決壊が事故ではなく大規模な犯罪である可能性に気づき、その夜に町を抜け出した土木作業員の男"若宮真司"を探し始める。一方その事件の陰で、AN通信の"鷹野"とその部下"田岡"は、ダム爆破計画を阻止するべく奔走していた。ダム爆破計画は、水道事業の民営化に金の匂いを嗅ぎ取った代議士"中尊寺"や国内外の企業によるテロ計画の一部だったが、いつのまにか計画の全てが盗まれ、首謀者が正体不明の人物に入れ替わっていた...。
 これ、「太陽は動かない」(2012)、「森は知っている」(2015)に続くAN通信を舞台にした産業スパイ小説第3弾。スパイ要員は全員、施設に収録された元孤児で、戸籍を抹消されているという設定からこのシリーズに流れるトーンは、MI5なみにハードボイルド。今回は日本の水道民営化、キルギスの水源大規模開発などを題材に世界をまたにかけ、鷹野たちAN通信のスパイが活躍するエンターテインメント作品。仲間を裏切り、相手の裏の裏をかくという騙し合いがめちゃめちゃ面白く、疾走感があってイッキに読んでしまった。面白かった。

cf. 吉田修一 読破 List
- 最後の息子 (1999)
- 熱帯魚 (2001)
- パレード (2002)
- パーク・ライフ (2002)
- 日曜日たち (2003)
- 東京湾景 (2003)
- 長崎乱楽坂 (2004)
- ランドマーク (2004)
- 7月24日通り (2004)
- 春、バーニーズで (2004)
- ひなた (2006)
- 女たちは二度遊ぶ (2006)
- 初恋温泉 (2006)
- うりずん/吉田修一・佐内正史 (2007)
- 悪人 (2007)
- 静かな爆弾 (2008)
- さよなら渓谷 (2008)
- あの空の下で (2008)
- 元職員 (2008)
- キャンセルされた街の案内 (2009)
- 横道世之介 (2009)
- 空の冒険 (2010)
- 平成猿蟹合戦図 (2011)
- 太陽は動かない (2012)
- 路(ルウ) (2012)
- 愛に乱暴 (2013)
- 怒り (2014)
- 森は知っている (2015)
- 作家と一日 (2015)
- 橋を渡る (2016)
- 犯罪小説集 (2016)
- 最後に手にしたいもの (2017)
- 泣きたくなるような青空 (2017)
- ウォーターゲーム (2018)

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Wednesday, November 14, 2018

代官山通信Vol.144

Daikanyama144 先日届いたサザンFAN CLUBの会報「代官山通信 Vol.144」について。
 サザン結成40周年のということで、最初に載っているのがひたちなかでのRIJF2018出演のこと。自分が行ったのは2日目の8/5(日)だったけど、サザンが出た日は8/12(日)の大トリ。ちょっとだけWOWOWで観たけど、Grass Stageは満タンだし、スクリーンに歌詞は出てるし、桑田さんの楽しそうにStageは放水してるし、ほんとみんなが求めてるサザンがそこにあった。13年前のRIJF2005、あのGrass Stageでの興奮を思い出した。
 これ以外の記事では、40周年の夏のTV出演、ボウリング大会"KUWATA CUO 2019"、松田弘のシンバル作りなどなど。それにしても誌面の構成が変わって読みやすくなったと思う。
 ともかく、2019春のサザン40周年ツアーが待ち遠しい。

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