「新装版 ハゲタカ/真山仁」を読んだ
茅ケ崎図書館をウロウロしてて読んでみたくなった真山仁の「新装版 ハゲタカ」(上/下)(講談社文庫)について。
こんなあらすじ。バブル崩壊後の1997年、ニューヨークの投資ファンド運営会社社長"鷲津政彦"は、不景気に苦しむ日本に帰国した。当時、大手都市銀行の三葉銀行は不良債権処理の一環として、不良債権の一括売却というバルクセールを予定しており、三葉銀行資産流動対策室長"芝野健夫"と取引の当事者同士として出会う。その後鷲津は不良債権処理だけでは飽き足らず、本格的な企業買収に乗り出した...。
これ、不良債権を抱え瀕死状態にある企業の株や債券を買い叩き、手中に収めた企業を再生し莫大な利益をあげる、バルチャー(ハゲタカ)・ビジネスを描いた経済小説。架空の企業として描いているけど、三和銀行、金谷ホテル、東ハト、足利銀行、カネボウと、実際の企業がモデルとなっていて、企業買収の凄まじさが伝わって、イッキに読んだ。この「ハゲタカシリーズ」、ジワジワと読んでいきたい。
cf. 真山仁 読破 List
- 新装版 ハゲタカ (2013)
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