Monday, April 15, 2024

「素晴らしき世界~もう一度旅へ/吉田修一」を読んだ

Shuichiyoshida_subarashikisekai ずっと読んでる吉田修一。茅ヶ崎図書館で借りて読んでみた「素晴らしき世界~もう一度旅へ」(集英社文庫)について。
 これ、15年にわたり、ANAの機関誌「翼の王国」に連載されたエッセイの完結もの。2019年から2021年、コロナ禍以前から最中までの期間に連載されたもので、自分的にもひっかかったのは、髙峰温泉のランプの宿とパークハイアット東京あたり。特にNew York Grillから眺める夜景やその空気感は確かに特別だと思った。
 コロナ禍だからこそ「もう一度旅へ」という言葉はとても印象的。またいつか旅をしたい。

cf. 吉田修一 読破 List
最後の息子 (1999)
熱帯魚 (2001)
パレード (2002)
パーク・ライフ (2002)
日曜日たち (2003)
東京湾景 (2003)
長崎乱楽坂 (2004)
ランドマーク (2004)
7月24日通り (2004)
春、バーニーズで (2004)
ひなた (2006)
女たちは二度遊ぶ (2006)
初恋温泉 (2006)
うりずん/吉田修一・佐内正史 (2007)
悪人 (2007)
静かな爆弾 (2008)
さよなら渓谷 (2008)
あの空の下で (2008)
元職員 (2008)
キャンセルされた街の案内 (2009)
横道世之介 (2009)
空の冒険 (2010)
平成猿蟹合戦図 (2011)
太陽は動かない (2012)
路(ルウ) (2012)
愛に乱暴 (2013)
怒り (2014)
森は知っている (2015)
作家と一日 (2015)
橋を渡る (2016)
犯罪小説集 (2016)
最後に手にしたいもの (2017)
泣きたくなるような青空 (2017)
ウォーターゲーム (2018)
国宝 上 青春篇 (2018)
国宝 下 花道篇 (2018)
続 横道世之介 (2019)
逃亡小説集 (2019)
アンジュと頭獅王 (2019)
恋愛 コレクションII (2019)
湖の女たち (2020)
ブランド (2021)
オリンピックにふれる (2021)

ミス・サンシャイン (2022)
- 素晴らしき世界~もう一度旅へ (2023)

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Thursday, April 11, 2024

代官山通信 Vol.165

Daikanyama165 ちょっと前に届いたサザンFAN CLUBの会報「代官山通信 Vol.165」について。
 今号は、茅ヶ崎ライブの余韻が残る45周年のサザンを切り取ったもの。特によかったのは「野沢秀行の毛ガニ散歩」。ちょうど取材に来ている日、サザンビーチで野沢さんとすれ違った。なんでいるんだろって思ったんだけど、まさかこの号の企画だったとは。茅ヶ崎公園球場ももう一度訪れてるところがなんかよかった。

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Wednesday, April 10, 2024

「幸福な遊戯/角田光代」を読んだ

Mitsuyokadota_kofukunayugi 茅ヶ崎市図書館で借りて読んでみた角田光代のデビュー作「幸福な遊戯」(角川文庫)について。
 3つの作品が収められてるこの本、それぞれこんなあらすじ。
 ●「幸福な遊戯」:
 ハルオと立人とサトコは男2人に女1人で共同生活を始める。その唯一のルールは恋愛関係は無しというもので、恋人でもなく家族でもない者同士のは、奇妙に温かく幸せだった。しかし、そんな時間と場所は崩壊していく...。
 ●「無愁天使」:
 母親を亡くしたの家族は、入ってきた保険で狂ったように散財を続ける。そして父親は旅に出てしまい、妹はその異常さに気付き家を出る。しかし私はテレクラで小遣いを稼ぎながらひとり、物にあふれかえる家に住みつつ買い物を続ける...。
 ●「銭湯」:
 八重子は小さい会社のOL。学生時代には演劇にはまったが、結局会社勤め。しかし郷里の母親には「演劇で食べていく」と言い切っていた...。
 どの話も女性たちの不安定な心持ちや失ったアイデンティティ、不安感と孤独感が描かれていた。先行きも方向性もない生活、それでも生きていかないといけないという話だった。

cf. 角田光代 読破 List
- 幸福な遊戯 (1991)
キッドナップ・ツアー (1998)
ちいさな幸福 All Small Things (2004)
トリップ (2004)
ぼくとネモ号と彼女たち (2006)
八日目の蝉 (2007)
ロック母 (2007)
三面記事小説 (2007)
森に眠る魚 (2008)
聖なる夜に君は/奥田英朗・角田光代・大崎善生・島本理生・盛田隆二・蓮見圭一 (2009)
紙の月 (2012)

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Saturday, April 06, 2024

「可燃物/米澤穂信」を読んだ

Honobuyonezawa_kanenbutsu たまに読んでいる米澤穂信。茅ケ崎図書館で借りて読んでみた「可燃物」(文藝春秋)について。
 これ、米澤穂信初の警察ミステリー。5つの話からなる短編集。それぞれこんなあらすじ。
 ●「崖の下」:
 遭難の一報が入った現場のスキー場に捜査員が赴くと、そこには頸動脈を刺され失血死した男性の遺体があった。犯人は一緒に遭難していた男とほぼ特定できるが、凶器が見つからない。犯人は何を使って刺殺したのか?
 ●「ねむけ」:
 ワゴン車が軽自動車と交通事故を起こした。現場は深夜の交差点で、聞き込みの結果、ワゴン車の運転手が信号無視をしたという目撃情報が集まる。しかし、複数の情報が不自然に一致していることに違和感を感じる...。
 ●「命の恩」:
 榛名山麓のきすげ回廊で右上腕が発見された。さらにバラバラに切断され身体部位が発見され、遺体遺棄事件へとつながっていく。単に遺体を隠すためなら、遊歩道から見える位置に右上腕を捨てるはずはない。なぜ犯人は死体を切り刻んだのか? 
 ●「可燃物」:
 太田市の住宅街で連続放火事件が発生した。捜査が始まるも容疑者を絞り込めないうちに、犯行がぴたりと止まってしまう。犯行の動機は? なぜ放火は止まったのか?
 ●「本物か」:
 郊外のファミレスで立てこもり事件が発生した。立てこもり犯は前科がある男だった。店内から避難した客と店員に事情聴取をするが、それぞれの証言がどこかかみ合わない...。

 これ、群馬県警を舞台に、余計なことは喋らず、上司から疎まれ、部下にもよく思われていない葛警部を主人公にした警察ミステリー。違和感を感じながらつきつめていく卓越した捜査能力が凄い。なかなか面白かった。

cf. 米澤穂信 読破 List
氷菓 (2001)
愚者のエンドロール (2002)
ボトルネック (2006)
インシテミル (2007)
儚い羊たちの祝宴 (2008)
追想五断章 (2009)
満願 (2014)
王とサーカス (2015)
真実の10メートル手前 (2015)
本と鍵の季節 (2018)
- 可燃物 (2023)

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Monday, April 01, 2024

「震災後の不思議な話 三陸の<怪談>【増補文庫版】/宇田川敬介」を読んだ

Udagawakeisuke_shinsaigonofushigina 「震災後の不思議な話 三陸の<怪談>【増補文庫版】/宇田川敬介」について
 東北三陸の被災地で取材した未曾有の災害と霊体験という話。迫りくる危機と虫の知らせ、生死を分けた不思議なできごと、「私に気づいて」という霊からの訴え、止まった時間...怖がらせないようにあえてさらりと書かれているけど、書かれている思いはずっしりとくる。
 この本を読みだしたのはたまたまだけど、今年元旦の能登半島地震があった日。なんかつながりを感じる。

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Wednesday, March 27, 2024

「心眼/相場英雄」を読んだ

Hideoaiba_shingan ひしぶりに相場英雄。茅ヶ崎図書館で借りて読んだ「心眼」(実業之日本社)について。
 こんなあらすじ。街頭に立ち、道行く人々の顔をひたすた見続け、「見当たり捜査班」は指名手配犯を炙り出す。しかし、新米刑事"片桐"は、犯人を見つけられない日々が続いていた。その一方、ベテラン刑事"稲本"は、圧倒的な結果を残し、犯人を見つけていた。そんな中、新たに就任した捜査一課長の"大林"は、ハイテク捜査を展開し、「見当たり捜査班不要論」をぶち上げた...。
 これ、AI利用による犯人解析など国家的な監視システムを推し進める捜査一課に対し、地味な続ける見当たり捜査班での新米刑事の成長する姿を描いた警察小説。効率化、プライバシー、人権無視などを題材にしてるけど、話は淡々と進んでいた。正直地味な小説でした。

cf. 相場英雄 読破 List
双子の悪魔 (2011)
震える牛 (2012)
ナンバー (2012)
共震 (2013)
トラップ (2014)
ガラパゴス (2016)
クランクイン (2016)
不発弾 (2017)
トップリーグ (2017)
血の雫 (2018)
キッド (2019)
トップリーグ2 アフターアワーズ (2019)
アンダークラス (2020)
Exit イグジット (2021)
レッドネック (2021)
- 心眼 (2023)

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Saturday, March 09, 2024

「レッドゾーン/真山仁」を読んだ

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 最近じわじわハマってる真山仁の「ハゲタカシリーズ」。第3弾の「レッドゾーン」(/)(講談社)について。
 こんなあらすじ。日本を代表する世界的メーカーのアカマ自動車に、上海の投資家が株式買収をしかけてくる。アカマ自動車はハゲタカの異名を持つ鷲津政彦に企業防衛策の教えを請う。中国巨大資本によるアカマ自動車包囲網が進む中、後継社長をめぐる内紛が勃発し、さらなる窮地に見舞われる...。
 中国資本による日本企業買収を描いたハゲタカシリーズ、第3弾。なにをやってくるかわからない中国資本を敵に回し、裏をかき、政府筋と密約し、香港市場と味方につけ、今回も激しい攻防が描かれていた。日本を助けながらも、莫大な富を得るしたたかさがたまらない。面白かった。また第4弾も読んでみよう。

cf. 真山仁 読破 List
- 新装版 ハゲタカ (2013)
- バイアウト (2006)
- レッドゾーン (2009)

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日刊スポーツ特別編集「サザンオールスターズ 45周年特集号」

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 去年の9/27、サザン茅ヶ崎ライブ初日。その日に発売された日刊スポーツ特別編集「サザンオールスターズ 45周年特集号」なんだけど、茅ヶ崎のコンビニを8軒まわり買えなかったもの。そのあと、amazonで買えて、ほんとよかった。

 9月27日から全国のコンビニエンスストア、駅売店、日刊スポーツショッピングなどで順次発売します(一部地区除く)。

 日本音楽シーンのトップで活躍し続け、特集号発売日の27日からは桑田佳祐の故郷で「サザンオールスターズ 茅ケ崎ライブ2023」を4日間開催する「国民的バンド」。その歩み、3カ月連続でリリースされた最新の配信シングル紹介、読者が選んだ思い出の1曲、ニッカン記者やカメラマンのコラムや写真など、たっぷりお届けします。A1サイズのページでは最新特大写真と45年の中でリリースしてきた作品のジャケット写真を掲載した永久保存版! ★タブロイド判20ページ★オールカラー★1部450円(税込み)です。

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Saturday, March 02, 2024

「容疑者Xの献身」を観た

Yogishaxnokenshin ずいぶん前に東野圭吾原作を読んでいたけど、あらためて観てみた映画「容疑者Xの献身」(Cinema/2008)について。
こんなあらすじ。天才数学者でありながらさえない日々を送っていた高校教師の石神(堤真一)は、 アパートの隣室に一人娘と暮らす靖子(松雪泰子)に秘かな想いを寄せていた。その靖子は、元夫の富樫(長塚圭史)にしつこくつきまとわれ、発作的に殺してしまう。自首を覚悟した靖子だったが、殺害に気づいた石神は、彼女たちを救うため、完全犯罪を企てる...。
この映画、天才数学者の無償の愛と天才物理学者の友情が描かれているんだけど、ミステリーというより人間ドラマとしてグッとくる。感情を抑えた堤真一の演技が凄いんだけど、最後の最後に爆発させる激情が凄くて、思わず泣けてきた。いい映画だと思う。

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Sunday, February 18, 2024

代官山通信 Vol.163 & 164

Daikanyama163164 ちょっと前に届いたサザンFAN CLUBの会報「代官山通信 Vol. 163 & 164」について。
 今号は、本当に楽しませていただいた「茅ヶ崎ライブ2023」の特集号。マンションに投函された近隣住民向けの茅ヶ崎ライブの詳細案内、毎週通ってる朝市への影響、サザン通り商店街が作った45周年うちわ、わんこ達と毎日散歩する公園で始まった搬入設営、ゲネプロの日、家のベランダでサザンのリハを聴きながら在宅勤務、9/27(水)参戦できた茅ヶ崎ライブ初日、友達を家に招待してみんなで聴いた3日目、マンションの屋上で見た「東京VICTORY」の光と、最終日に演奏された「ロックンロール・スーパーマン~Rock'n Roll Superman~」、そして搬出が終わりいつもの静かな市民球場に戻った日...すべてが忘れられない幸せな日々だった。
 さ、3月のBDをただただ待ってます。

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