Friday, February 24, 2017

「コンビニ人間/村田沙耶香」を読んだ

Sayakamurata_combininigen 去年2016年、第155回芥川賞受賞ということで気になったいた村田沙耶香の「コンビニ人間」(文藝春秋)について。
 こんなあらすじ。36歳未婚女性"古倉恵子"は、大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目も続けていた。これまで彼氏もできなかった彼女は、オープン当初から同じコンビニで働き続け、変わりゆく従業員メンバーを見送りながら、店長は8人目になっていた。毎日食べるのはコンビニ食で、夢の中でもレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」というかけ声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれていた。彼女にとって完璧なマニュアルが存在するコンビニこそが、世界の正常な"部品"にしてくれるものだった。そんなある日、婚活目的の新入り男性"白羽"がやってきて、そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」と突きつけられる...。
 この本の面白さは、恋愛しないと、結婚しないと、子供がいないと、正社員じゃないとと家族を含めた周囲の人々から責められることに対して、「No!」を突きつけた話であること。デリカシーのない周囲の人々の「普通」にこだわる気持ちに対して、それが気持ち悪いと言い切っている。発達障害とかいろいろ言われるけど、本人にとってはウザいだけ。いやー、自分も普通にこだわって、普通に生きているけど、普通ってなんだろうってあらためて思った。
 なかなか面白かったし、自分の価値観を否定してもらった本、サクっと読めるわりには結構深い1冊だった。

cf. 村田沙耶香 読破 List
- コンビニ人間 (2016)

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Wednesday, February 22, 2017

「硝子の太陽N-ノワール/誉田哲也」を読んだ

Tetsuyahonda_grassnotaiyon ずーっと読み続けてる誉田哲也。世田谷中央図書館で借りて読んでみた「硝子の太陽N-ノワール」(中央公論新社)について。
 こんなあらすじ。沖縄での活動家死亡事故を機に反米軍基地デモが全国で激化した2月、新宿署の"東弘樹警部補"は「左翼の親玉」と呼ばれる"矢吹"の取り調べを担当する。その直後、異様な覆面集団による滅多刺し殺害事件が起こる。被害者は"歌舞伎町セブン"にとってかけがえのないフリーライターの"上原"だった...。
 これ、新宿を舞台に「"ジウ"サーガ」と"ストロベリーナイト"で始まった「姫川玲子シリーズ」がコラボした作品。今回は沖縄の闇、日米安保や地位協定を取り上げつつ、捏造写真、虐殺、誘拐と話が進み、"東警部補"と"歌舞伎町セブン"が共闘して、社会に蔓延る悪意の連鎖を断ち切っていく。"歌舞伎町セブン"の陣内と東警部補の駆け引きが秀逸だし、姫川玲子やガンテツやNWO(新世界秩序)が絡んでくるだけで、非常に盛り上がってしまう。
 この「硝子の太陽N-ノワール」は東と陣内を語り部とした「"ジウ"サーガ」だが、同時刊行された「硝子の太陽R-ルージュ」(光文社)は姫川班の話とのこと。早く読んでみたい。

cf. 誉田哲也 読破 List
- 妖の華 (2003)
- アクセス (2004)
- 吉原暗黒譚 (2004)
- 春を嫌いになった理由 (2005)
- 疾風ガール (2005)
- ジウI 警視庁特殊犯捜査係 (2005)
- ストロベリーナイト (2006)
- ジウII 警視庁特殊急襲部隊 (2006)
- ジウIII 新世界秩序 (2006)
- 月光 (2006)
- ソウルケイジ (2007)
- 武士道シックスティーン (2007)
- 国境事変 (2007)
- シンメトリー (2008)
- 武士道セブンティーン (2008)
- ヒトリシズカ (2008)
- ガール・ミーツ・ガール (2009)
- 武士道エイティーン (2009)
- ハング (2009)
- インビジブルレイン (2009)
- 主よ、永遠の休息を (2010)
- 世界でいちばん長い写真 (2010)
- 歌舞伎町セブン (2010)
- 感染遊戯 (2011)
- レイジ (2011)
- ドルチェ (2011)
- あなたの本 (2012)
- 誉田哲也 All Works/誉田哲也(監修) (2012)
- 痛み/貫井徳郎・福田和代・誉田哲也 (2012)
- あなたが愛した記憶 (2012)
- 幸せの条件 (2012)
- ブルーマーダー (2012)
- ドンナ ビアンカ (2013)
- 増山超能力師事務所 (2013)
- Qrosの女 (2013)
- ケモノの城 (2014)
- 黒い羽 (2014)
- 歌舞伎町ダムド (2014)
- インデックス (2014)
- 武士道ジェネレーション (2015)
- プラージュ (2015)
- 硝子の太陽N-ノワール (2016)

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Thursday, February 16, 2017

「Good old boys/本多孝好」を読んだ

Takayoshihonda_goodold_boys ずーっと読んでる本多孝好。ひさびさに世田谷中央図書館で借りて読んでみた「Good old boys」(新潮社)について。
 こんなあらすじ。市内屈指の弱さを誇る少年サッカーチーム"牧原スワンズ"。その中でも4年生のチームは突出して弱く、公式戦では1勝はおろか、試合でまだ1点も取れていない。穏やかな監督の元で、勝てなくても子供達は楽しそうにボールを蹴っているが、その一方でチームメンバーの父親達は、それぞれに悩みを抱えていた。ふとしたことで妻とすれ違い続ける夫、子供ができたためにサッカー選手になる夢を諦めた男、優秀だった息子がある日突然引きこもってしまった父親、異文化に戸惑うブラジル人の父親...皆いろいろなものを背負い、迷い悩みながらも子供達のために今日もグラウンドに足を運ぶのだった。やがてチームは今年最後の公式戦となる市大会に挑む...。
 これ、弱小少年サッカーチームで楽しそうにボールを蹴る子供達の一方で、それぞれに悩みを抱えている父親達を描いた家族小説。8組の家族の心のふれあいと成長が連作短編で描かれていた。どの話も父親を物語の主人公としていて、普通の家族の日常が丁寧に描かれ、悩みを抱える父親が優しい目線で子供達と触れ合うのがいい。そしてサッカーで勝ちを目指すんではなく、好きだからサッカーをやるというのがよかった。
 まさに「Good old boys」というタイトル通りの父親達の子育ての話だった。

cf. 本多孝好 読破 List
- MISSING (1999)
- ALONE TOGETHER (2000)
- MOMENT (2002)
- I LOVE YOU/伊坂幸太郎・石田衣良・市川拓司・中田永一・中村航・本多孝好 (2005/2007)
- Fine Days (2006)
- 真夜中の五分前-five minutes to tomorrow side-A- (2007)
- 真夜中の五分前-five minutes to tomorrow side-B- (2007)
- 正義のミカタ I'm a loser (2007)
- チェーン・ポイズン (2008)
- WILL (2009)
- at Home (2010)
- ストレイヤーズ・クロニクル ACT-1 (2012)
- ストレイヤーズ・クロニクル ACT-2 (2012)
- ストレイヤーズ・クロニクル ACT-3 (2013)
- MEMORY (2013)
- 魔術師の視線 (2014)
- 君の隣に (2015)
- Good old boys (2016)

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Tuesday, February 14, 2017

「陸王/池井戸潤」を読んだ

Junikeido_rikuoh ちょいちょい読んでる池井戸潤。世田谷中央図書館でやっと借りて読んでみた「陸王」(集英社)について。
 こんなあらすじ。埼玉県行田市にある"こはぜ屋"は、百年の歴史を有する老舗足袋業者。しかしその実態は従業員二十名の零細企業で、業績はジリ貧の中、社長の"宮沢"は銀行から融資を引き出すのにも苦労する日々を送っていた。そんなある日、宮沢はふとしたことから長年培ってきた足袋業者のノウハウを生かしたランニングシューズを開発を思いつく...。
 これ、足袋作り百年の老舗がランニングシューズ作りに挑むというチームワークとものづくりへの情熱を描いたビジネス小説。プロジェクトチームを立ち上げ、試行錯誤の中、開発が始まるが、銀行貸し渋りによる資金難、1つ1つのマテリアル探し、困難を極める靴底ソール開発、そして大手シューズメーカーの妨害と彼らの前に様々な障壁が立ちはだかる。メンバーそれぞれが自分の仕事に誇りを持ち、良いランニングシューズを作りたいという思いに共感した者達が仲間に加わっていくんだけど、彼らの熱い思いにこっちに伝わり、目頭が熱くなるという場面が何度もあった。
 あらためて井戸ワールドはずれなしという1冊だった。

cf. 池井戸潤 読破 List
- 架空通貨 (2003)
- 仇敵 (2003)
- 株価暴落 (2004)
- 銀行仕置人 (2005)
- シャイロックの子供たち (2006)
- 鉄の骨 (2009)
- 民王 (2010)
- 下町ロケット (2010)
- 新装版 不祥事 (2011)
- かばん屋の相続 (2011)
- ルーズヴェルト・ゲーム (2012)
- 七つの会議 (2012)
- ようこそ、わが家へ (2013)
- 下町ロケット2 ガウディ計画 (2015)
- 陸王 (2016)

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Monday, February 13, 2017

rockin'on 2 Febrauary 2017

Ro1702 だいぶ古いけど「rockin'on 2 Febrauary 2017」、気になった記事について。
 ●GREEN DAY
 去年の後半、ほんとに聴きまくったGreen Dayの「Revolution Radio」。このインタビューを読むとほんと大変な時期を3人は乗り越えてきたことがよくわかる。Billie Joe Armstrongのドラッグ問題からの再起とか、Mike Dirntの妻の乳がんとか、ほんとに壮絶。そこから着実に立ちあがり、トランプの件とか、様々な社会問題に立ち向かっている。やっぱりPunkだよな。
 ●oasis:supersonic
 自分も観に行けた最強のドキュメンタリー映画「oasis:supersonic/オアシス:スーパーソニック」。これについて、児島由紀子×粉川しのが語り合ってる。兄弟は、ばかげた部分がとらえられてていい(Liam)と言い、ピークまでの栄光を描いてるからいい(Noel)と言ってる。しっかしこの映画は貴重な映像ばっかりだった。DVD化されたら絶対買う。

 これ以外の記事では、Bob Dylanノーベル文学賞受賞スピーチ全文掲載、David Bowie大回顧展「DAVID BOWIE is」、「今から30年前、あの頃ロックは…1986」、「ブルースなんか知らないよ/松村雄策」(この文章はしみた...)など。

追記:忘れないように、気になるCD/DVDを。
・The Ultimate COllection/Black Sabbath (Album)

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Wednesday, February 08, 2017

「翔ぶ少女/原田マハ」を読んだ

Mahaharada_tobushojo ここ最近結構読んでる原田マハさん。世田谷中央図書館で借りた「翔ぶ少女」(ポプラ文庫)について。
 こんなあらすじ。1995年神戸市長田区。阪神淡路大震災で両親を失った小学1年生の"丹華"(ニケ)は、兄の"逸騎"(イッキ)、妹の"燦空"(サンク)とともに、医師のゼロ先生こと"佐元良是朗"に火がまわろうとしていた瓦礫の中から助けられた。4人は家族となり、復興へと歩む町とともに少しずつ絆を育んでいく...。
 阪神大震災で両親を亡くした3兄弟そして同じく震災で妻を亡くした医者が、震災の不幸にもめげず日々の暮らしの中で力を合わせ、家族や日常を再生していく話。大切な人を救いたいと思う少女に奇跡が起こるんだけど、これがいい感じのファンタジーに仕上がっている。自分は震災の苦しみを推し量ることはできないけど、無償の優しさと暖かさと絶望先の希望を与えてくれた。命の大切さを教えてくた1冊だった。

cf. 原田マハ 読破 List
- カフーを待ちわびて (2006)
- ランウェイ☆ビート (2008)
- さいはての彼女 (2008)
- キネマの神様 (2008)
- 花々 (2009)
- 本日は、お日柄もよく (2010)
- 永遠をさがしに (2011)
- 楽園のカンヴァス (2012)
- 生きるぼくら (2012)
- いつも一緒に -犬と作家のものがたり-/新潮文庫編集部(編)・檀ふみ・小路幸也・遠藤周作・角野栄子・伊丹十三・鷺沢萠・伊集院静・江國香織・幸田文・久世光彦・小川洋子・佐藤愛子・糸井重里・原田マハ・島尾敏雄・馳星周・小澤征良・山崎豊子・唯川恵 (2013)
- 翔ぶ少女 (2014)
- 暗幕のゲルニカ (2016)

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Monday, February 06, 2017

Star Warsスピンオフ小説ジュニアノベル版「Star Wars:Before the Awakening~スター・ウォーズ:フォースの覚醒前夜-ポー・レイ・フィン-/Greg Rucka-グレッグ・ルーカ」を読んだ

Sw_beforetheawakening 映画「Star Wars:The Force Awakens/スター・ウォーズ:フォースの覚醒」の数ヶ月から数日前に、Poe、Rey、Finnの3人に起きた出来事を描くアンソロジー「Star Wars:Before the Awakening~スター・ウォーズ:フォースの覚醒前夜-ポー・レイ・フィン-/Greg Rucka-グレッグ・ルーカ」について。
 Poe、Rey、Finnに起きた出来事を描いたスピンオフ小説ジュニアノベル版。それぞれこんなあらすじ。
 ・「ポー」:
 反乱軍を両親に持つ天才パイロットのPoe Dameronは、パトロール中に突如ファースト・オーダーの大軍と遭遇した。数的には劣勢でありながらも、巧みな操縦でファースト・オーダーのTIE Fighterを撃墜し続けるが、ファースト・オーダーの卑劣な作戦に巻き込まれ、信頼する仲間のパイロットを一人失った。しかし、新共和国の長官はファースト・オーダーの追跡を許してくれず、ポーは命令に背き、X Wingを飛ばして、ファースト・オーダーに奪われた貨物船の場所をつきとめた。基地に戻ってきた彼を待っていたのは、見知らぬEmatt大佐という男だった...。
 ・「レイ」:
 難破船だらけの惑星ジャクーでたくましく生活している廃品回収業者のRey。ある日彼女は嵐によって地表に現れた完全な"船"を見つけた。一人で船を操縦可能な状態に戻そうとするReyは同業者にみつかってしまいう...。
 ・「フィン」:
 優秀なストームトルーパー訓練生FN-2187は、百発百中のブラスター技術と類まれなリーダーシップにより、訓練を一手に受ける上官Captain Phasmaにも期待される逸材だった。しかし彼は出来の悪いチームメンバーをどうしても見捨てることができない。度重なる"仲間を重要視する"行動がPhasmaの目につき、問題視される...。

 新共和国の敏腕パイロットの"Poe"、なにもない砂漠の惑星ジャクーのひとりぼっちのゴミあさりの"Rey"、そして優秀と評価されるも悩みを抱えるストームトルーパーの訓練生FN-2187こと"Finn"。それぞれ違う世界で生きていた3人が悪の勢力ファースト・オーダーに立ち向かうまでを描いた3人それぞれの物語がこれ。PoeとLeia将軍との信頼関係もわかるし、PoeとBB-8の関係性もわかった。惑星ジャクーでのReyの生活ぶりもより理解できたし、名前のないFN-2187がなぜファースト・オーダーに謀反した経緯もよくわかる。まさに「フォースの覚醒」直前のStoryということで、より「フォースの覚醒」の理解が深まったと思う。
 ジュニアノベルだけど、大人のStar Warsファンでも楽しる1冊だった。

cf. Star Wars小説(正史・スピンオフ) 読破 List
- Star Wars:Shatterpoint~スター・ウォーズ破砕点/Matthew Stover-マシュー・ストーヴァー (2004)
- Star Wars:Survivor's Quest~スター・ウォーズ 生存者の探索/Timothy Zahn-ティモシイ・ザーン (2004)
- Star Wars:The Cestus Deception~スター・ウォーズ セスタスの偽り/Steve Barnes-スティーブン・バーンズ (2004)
- Star Wars Episode III: Revenge of the Sith~スター・ウォーズ:エピソード3 シスの復讐/George Lucas(原作),Matthew Stover(著),富永和子(訳)-ジョージ・ルーカス(原作),マシュー・ストーヴァー(著) (2005)
- Star Wars Episode III: Revenge of the Sith/Patricia C.Wrede (2005)
- Star Wars:Jedi Trial~スター・ウォーズ ジェダイの試練/David Sherman and Dan Cragg-デイヴィド・シャーマン,ダン・グラッグ (2005)
- Star Wars:Yoda,Dark Rendezvous~スター・ウォーズ 暗黒の会合/Sean Stewart-ショーン・スチュワート (2005)
- Star Wars:Labyrinth of Evil~スター・ウォーズ 悪の迷宮/James Luceno-ジェームズ・ルシーノ (2005)
- Star Wars:Dark Lord-The Rise Of Darth Vader~スター・ウォーズ 暗黒卿ダース・ヴェイダー/James Luceno-ジェームズ・ルシーノ (2005)
- Star Wars:The Last of the Jedi-The Desperate Mission-~スター・ウォーズ ラスト・オブ・ジェダイ(1)-危険なミッション-/Jude Watson-ジュード・ワトソン (2006)
- Star Wars:The Last of the Jedi-Dark Warning-~スター・ウォーズ ラスト・オブ・ジェダイ(2)-闇の警告-/Jude Watson-ジュード・ワトソン (2006)
- Star Wars:Outbound Flight~スター・ウォーズ 外宇宙航行計画/Timothy Zahn-ティモシイ・ザーン (2006)
- Star Wars:Dark Nest I:The Joiner King~スター・ウォーズ:ジョイナーの王/Troy Denning-トロイ・デニング (2006)
- Star Wars:Dark Nest II:The Unseen Queen~スター・ウォーズ:影の女王/Troy Denning-トロイ・デニング (2006)
- Star Wars:Dark Nest III:The Swarm War~スター・ウォーズ:キリック戦争/Troy Denning-トロイ・デニング (2007)
- Star Wars:Tarkin~スター・ウォーズ:ターキン/James Luceno-ジェームズ・ルシーノ (2015)
- Star Wars:Heir to the Jedi~スター・ウォーズ:ジェダイの継承者/Kevin Hearne-ケヴィン・ハーン (2015)
- Star Wars:The Force Awakens~スター・ウォーズ:フォースの覚醒/J.J.Abrams,Lawrence Kasdan,Michael Arndt(原作),Michael Kogge(著),上杉隼人,吉富節子(訳)-J・J・エイブラムス,ローレンス・カスダン,マイケル・アーント(原作),ミッシェル・コーギー(著) (2016)
- Star Wars:Before the Awakening~スター・ウォーズ:フォースの覚醒前夜-ポー・レイ・フィン-/Greg Rucka-グレッグ・ルーカ (2016)

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Tuesday, January 31, 2017

「暗幕のゲルニカ/原田マハ」を読んだ

Mahaharada_anmakunogerunica ここ最近結構読んでる原田マハ。世田谷中央図書館で借りた「暗幕のゲルニカ」(新潮社)について。
 こんなあらすじ。ピカソが"ゲルニカ"に込めた反戦の思いを911で傷ついたアメリカ国民と世界中の人に知らせるため、MoMAでピカソ研究の第一人者である"瑤子"は「ピカソと戦争」という企画展をMoMAで開催するために孤軍奮闘していた。そんな矢先、国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが突然暗幕をかけられ、その姿を消した。その日は国連が米国のアフガニスタン攻撃を容認した日だった。誰が"ゲルニカ"を隠したのか...。
 これ、反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画ピカソの"ゲルニカ"をめぐるアートサスペンス小説。20世紀・第二次大戦前のパリを舞台に"ゲルニカ"を書いたピカソとこの絵を守るために奔走した人々、そして現在の21世紀・NYCとスペインを舞台に911で傷ついた世界に"ゲルニカ"に込められた思いを伝えようと奔走する人々を描き、2つの時代が"ゲルニカ"をめぐって交差していく。
 この小説の最後に以下のコメントが書かれている。
 「本作は史実に基づいたフィクションです。二十世紀パートの登場人物は、架空の人物であるパルド・イグナシオとルース・ロックフェラーを除き、実在の人物です。二十一世紀パートの登場人物は、全員が架空の人物です。架空の人物には特定のモデルは存在しません。」
 うまく史実を組み合わせていると思う。「殺すな、戦争をするな、負の連鎖を断ち切れ、取り返しがつかなくなる前に」という原田マハの世界平和への強い祈りがこれでもかと伝わってきた。
 「楽園のカンヴァス」を読んで原田マハ作品にハマったんだけど、この「暗幕のゲルニカ」も凄かった。ひっさびさに美術館に出かけたくなりました。

Mahaharada_anmakunogerunica2

cf. 原田マハ 読破 List
- カフーを待ちわびて (2006)
- ランウェイ☆ビート (2008)
- さいはての彼女 (2008)
- キネマの神様 (2008)
- 花々 (2009)
- 本日は、お日柄もよく (2010)
- 永遠をさがしに (2011)
- 楽園のカンヴァス (2012)
- 生きるぼくら (2012)
- いつも一緒に -犬と作家のものがたり-/新潮文庫編集部(編)・檀ふみ・小路幸也・遠藤周作・角野栄子・伊丹十三・鷺沢萠・伊集院静・江國香織・幸田文・久世光彦・小川洋子・佐藤愛子・糸井重里・原田マハ・島尾敏雄・馳星周・小澤征良・山崎豊子・唯川恵 (2013)
- 暗幕のゲルニカ (2016)

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Monday, January 30, 2017

ROCKIN'ON JAPAN FEBRAUARY 2017

Japan1702 だいぶ古いけど「ROCKIN'ON JAPAN FEBRAUARY 2017」、気になった記事はについて。
 ●特別付録「JAPAN'S NEXT 2016→2017 SPECIAL CD」:
毎回結構楽しみにしている新世代Band発掘ぷロジェクト「ジャパネク」。今回のコンピCDにが10組が収録されいる。Shout it Out/Nulbarich/POT/SIX LOUNGE/あいみょん/さユり/ポルカドットスティングレイ/雨のパレード/おいしくるメロンパン/KOTORI。特に気になっていたのが、さユリとおいしくるメロンパン。もうちょっと聴いていこう。

 これ以外の記事では、マキシマム ザ ホルモン"耳噛じる真打TOUR"発表、電気グルーヴ New Album "TROPICAL LOVE"、My Hair is Bad Live@TSUTAYA O-Crest、ONE OK ROCK New Album "Ambitions"、Man With A Mission New DL "Hey Now"、田邊駿一(BLUE ENCOUNT)2万字インタビュー、syrup16g Live@Zepp Tokyoなど。

追記:忘れないように、気になるCD/DVDを。
・Dead End in Tokyo/Man With A Mission (CDS)
・きれいなひとりぼっちたち/V.A. (Album)
・風の報せ/cero (CDS)
・MOVIE32 ABEDON50祭 サクランボー・祝いのアベドン/ユニコーン (DVD)
・叶えた夢に火をつけて燃やす LIVE IN KYOTO 2016.4.14 & トーキョースカジャンボリー 2016.8.6/東京スカパラダイスオーケストラ (DVD)
・ELEMENT/ent (Album)
・Cemetery Gate/ART-SCHOOL (Album)

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Thursday, January 26, 2017

「進撃の巨人(21)/諫山創」を読んだ

Shingeki21 ずっと読み続けている諫山創の「進撃の巨人」。今回もHrtくんから借りて読んだ最新号「進撃の巨人(21)」(講談社)について。
 人類と巨人の壮絶な戦いを描いた「進撃の巨人」。この第21巻はこんなあらすじ。過熱する調査兵団とライナー(鎧の巨人)、ベルトルト(超大型巨人)、獣の巨人」の戦い。作戦は通用せず、調査兵団は苦境に立たされる。そんな中、エルヴィンとアルミンは自らの命を懸け、リヴァイとエレンに敵を討たせることを決意。犠牲と引き換えに、残った者達が手にするものは...。
 前20巻に続き、この21巻もまさに佳境。2人の人物が戦いに倒れ、ある人物が蘇生するくだりにはビックリしたし、多大な仲間の犠牲を払いつつもついにエレンの生家にたどり着き、エレンの父グリシャの地下室に隠されていたものを見つけるシーン、そしてそこから始まるグリシャの過去回想はまさにこの進撃の巨人という超大作のターニングポイントになっていた。ナチスを思わせる残虐な設定と民族間の抗争など相当深い。もう一度読み返せばと思う21巻だった。第22巻もよろしくお願いします、Hrtくん。

cf. 進撃の巨人 読破 List
- 進撃の巨人(1)/諫山創 (2010)
- 進撃の巨人(2)/諫山創 (2010)
- 進撃の巨人(3)/諫山創 (2010)
- 進撃の巨人(4)/諫山創 (2011)
- 進撃の巨人(5)/諫山創 (2011)
- 進撃の巨人(6)/諫山創 (2011)
- 進撃の巨人(7)/諫山創 (2012)
- 進撃の巨人(8)/諫山創 (2012)
- 進撃の巨人(9)/諫山創 (2012)
- 進撃の巨人(10)/諫山創 (2013)
- 進撃の巨人(11)/諫山創 (2013)
- 進撃の巨人(12)/諫山創 (2013)
- 進撃の巨人(13)/諫山創 (2014)
- 進撃の巨人(14)/諫山創 (2014)
- 進撃の巨人(15)/諫山創 (2014)
- 進撃の巨人(16)/諫山創 (2015)
- 進撃の巨人(17)/諫山創 (2015)
- 進撃の巨人(18)/諫山創 (2015)
- 進撃の巨人(19)/諫山創 (2016)
- 進撃の巨人(20)/諫山創 (2016)
- 進撃の巨人(21)/諫山創 (2016)
- 進撃の巨人 Before the fall(1)/諫山創・涼風涼・士貴智志 (2013)
- 進撃の巨人 Before the fall(2)/諫山創・涼風涼・士貴智志 (2014)

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